フライメディア 2017年9月25日(月) 22時30分
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上海市内、午後ある時刻になると、必ず渋滞する場所がある。それは小学校の校門付近だ。授業が終わった子どもを迎えに来ている両親や祖父母であふれている。
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上海市内、午後ある時刻になると、必ず渋滞する場所がある。それは小学校の校門付近だ。授業が終わった子どもを迎えに来ている両親や祖父母であふれている。今はマイカーでの送迎も一般的だが、もちろん、電動自転車やバイクも多く、せまい道路が迎えに来た車輛でいっぱいになり、たちまち渋滞してしまう。
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日本では、小学校低学年などは集団登下校が一般的だが、上海では、徒歩で通学できる学区内に住んでいる子どもは少なく、車や地下鉄を使わないと通えない距離に住んでいることもあり、大人の送迎が必要になる。それに、まだまだ低学年の子どもが一人で遠距離を移動するには安全面での懸念があることも原因の一つではある。
共働きが主流の上海では、たいてい両親のどちらかが、朝の出勤前に子どもを学校に送り、帰りは祖父母が迎えに行く。祖父母が上海にいなければ、子どもを迎えに行く役割も両親が担当しなくてはいけないので大変だ。
小学校低学年は、だいたい午後4時前後に授業が終わる。授業が終わると、担任の先生に引率され、クラスごとに校門より出てくる。小学校によっては、校門横にクラス名が表示されており、迎えに来た人はここで待機し、子どもを待つ。
子どもたちは、1年1組から順番に出てくる。1クラスが約40〜50名になる小学校もあるためか、迎えにきた大人であふれ、「そこどけて!」「おーい、ここだよ!」「何やっているの?早く来なさい!」孫や子どもを見つけ、大声で叫ぶ大人の声があちこちから聞こえ、大混雑する。
校門から出てきて、迎えるまでのわずかな時間だが、毎日の戦いもさながらスーパーのタイムセールのようだ。大勢をかきわけて、子どもを探すのもかなり大変。
そして、元気あふれる子どもの後を、教科書がたくさん入った重いかばんをもったおじいちゃん、おばあちゃんが必死に追いかけている、この光景が上海の日常になっている。(提供/フライメディア)
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