フライメディア 2017年9月19日(火) 22時30分
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今年も「月餅(げっぺい)」の季節が到来している上海。月餅は中秋節に家族で食べて、一家団欒を祝い、家庭円満を祈る中国の伝統行事の一つだ。中秋節は旧暦8月15日で、今年は10月4日にあたる。
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ちょうど、国慶節(10月1日)の長期休暇であるゴールデンウィーク中のため、早くも月餅商戦がスタート!長期休暇前に贈る人や企業が多いので、9月末までが勝負になる。
月餅は、お世話になっている会社や人に送ったり、会社から福利厚生で支給されたりするのだが、最近では友人同士など個人的に贈る人も増えてきた。
これまではパッケージが華美で豪華に見えるものが好まれたが、パッケージが豪華すぎて、中身がともなわず、かつ価格が高すぎるとして、過剰包装が問題になり、政府の関係部署よりパッケージにかけるコストに細かい規制が設定された。今ではだいぶおさえた(?)パッケージになっている。
さて、どんなに高級でも、時には月餅の味が口にあわず、食べきれないこともある。そういう意味では、こうしたスタバやハーゲンダッツなどは、「味」に安心して購入できるし、贈り物としても喜ばれるので、若者、現地駐在員や海外からの観光客にも人気だ。
ただ、こうした月餅は、価格はランクにもよるが、1箱300元〜600元(約5040円〜1万80円)と高めの設定。ちなみに「アヒルの塩漬け卵入り蓮の実あん」などの伝統的な月餅は1個から購入でき、価格も8元〜12元(約135円〜202円)からある。
目新しいもの好きな上海では、伝統的な月餅のほか、こうしたブランド月餅や「ドリアン」や「ザリガニ」入りなどユニークな月餅も人気が高い。もちろん、食べる月餅だけでなく、近年では月餅をかたどった花やソープなどをDIYで贈る若者も増え、若者の間では、贈る月餅で「センスがわかる」と、どれだけおしゃれな月餅を贈ることができるかにも関心が高い。中華圏限定の秋の風物詩である月餅、これからますます多様化しそうな勢いだ。
この時期、中国を旅行すると、こうした地域限定版やユニークな月餅が購入できるので、海外へのお土産としても人気が高い。(提供/フライメディア)
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