Record China 2017年9月14日(木) 9時50分
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13日、韓国・ヘラルド経済などによると、韓国の旧正月と並ぶ重要な祭日である秋夕(中秋節、今年は10月4日)の連休まで半月余りとなり、この連休に海外旅行に出掛ける韓国人の数が過去最高と見込まれることが分かった。写真は仁川国際空港。
2017年9月13日、韓国・ヘラルド経済などによると、韓国の旧正月と並ぶ重要な祭日である秋夕(チュソク。中秋節、今年は10月4日)の連休まで半月余りとなり、この連休に海外旅行に出掛ける韓国人の数が過去最高と見込まれることが分かった。
秋夕は旧暦の8月15日と前後1日ずつの3日間が祝日となるのが通常。昨年はこれに土・日曜が続き5日間の連休となったが、今年は10月2日が臨時の祝日に指定されたこともあり、9月30日から10月9日の「ハングルの日」まで10日間の連休を取る人が多いようだ。そのため旅行業界では、海外旅行客も史上最大の110万人を超えるものと見込んでいる。
韓国旅行大手のハナツアーは、連休中に出発する旅行商品の予約人数が7万9000人余りと、11日現在ですでに昨年の2倍を超えていると明らかにした。インターネット上でサービスを展開するインターパークツアーも、先月の時点で予約人数が前年から2倍に増えたとしている。昨年の数字は秋夕の連休後に集計されたものとのことから、今年はさらなる増加が見込まれる。
聯合ニュースは、同じく旅行大手のモドゥツアーの統計を紹介、昨年の秋夕に比べて欧州への旅行客が77.0%、北米・南米が71.7%それぞれ増加、かねてから勢いのある日本(37.8%)や東南アジア(42.9%)も大きく数字が伸びていると伝えた。
旅行業界の関係者は「まだ予約は受け付けている。出発の時期は連休後半の10月6日以降を狙った方がいい」とアドバイスしている。
この報道に、韓国のネットユーザーからは「内需の活性化?外需の活性化?金持ちは生活の質が向上したけど、貧乏は疎外感が上昇」「他国の景気を良くしようと10日間も休みにするの?」「政府が国内消費を増やそうと10月2日を臨時祝日にしたのに、これじゃ意味がない」など海外に目を向ける傾向に警鐘を鳴らす声が相次いでいる。
しかし、国内旅行についても「東南アジアなら、国内旅行と同じくらいかもっと安く行ける所もある」「僕も海外に行く。だって国内は車が渋滞するし物価も高いし、海外に行った方がお得」「国内はぼったくり」など非難するコメントが目立つ。
また、「金正恩(キム・ジョンウン)がこの間に南にやって来たら誰が国を守るの?」と心配する声も上がった。
かつては普段離れて暮らす親戚同士が集まって料理を作り、皆で祭祀や墓参りをする年中行事だった秋夕。時代とともにその過ごし方も変わりつつあるようだ。(翻訳・編集/松村)
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