韓国・済州島で観光潜水艦に乗ったインド人少女、スタッフのミスで指2本切断=韓国ネットからは少女とスタッフ双方を気遣う声

Record China    2017年9月13日(水) 14時40分

拡大

12日、韓国・YTNなどによると、韓国南部の観光地、済州島で潜水艦に乗った7歳のインド人少女が指2本を切断するという痛ましい事故があった。写真は済州島の観光潜水艦。

2017年9月12日、韓国・YTNなどによると、韓国南部の観光地、済州島(チェジュド)で潜水艦に乗った7歳のインド人少女が指2本を切断するという痛ましい事故があった。

今月3日、韓国で働くインド人のAさんが本国から家族を呼び出掛けた済州島旅行で事故は起こった。一行は済州島観光の定番コースの一つ、船内から魚が泳ぐ様子などを観察できる潜水艦に乗船したのだが、現場の職員がAさんの7歳の娘を抱いて艦に乗せた際、少女の手がまだハッチ部分にあることに気付かずハッチを閉めてしまったのだ。

右手を重い扉に挟まれた少女は人差し指と中指を切断する大けがを負い、すぐに島内の大学病院に運ばれ手術を受けたが、現在のところ経過は思わしくないという。Aさんらによると、中指は血液循環がうまくいかず壊死(えし)する可能性が指摘されており、少女は12日、ソウル市内の病院に移され治療を引き続き受ける予定だ。

事故を起こした潜水艦運営会社はメディアの取材に対し「患者が最大限に回復できるよう病院の治療に全力を尽くし、手術費用についても当然支援する」として過失を認めているという。一方、警察は業務上過失致傷罪の適用も視野に詳しいいきさつを調べている。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは少女の早い回復を祈る声や、「久しぶりに会った家族同士の旅行で本当に気の毒。わざとでないだけに、スタッフもずいぶんつらいだろうね」「職員も気の毒。安全のために抱いて乗せてあげたんだろうに。一瞬のミスが…」と、ミスをしたスタッフを気遣うコメントが寄せられている。

また、こうした安全問題を起こした企業のこれまでの対処事例を念頭に、「ベストを尽くして治療し、補償すべき!」「外国人だからって補償や治療、謝罪をいいかげんに済ますのはやめてほしい」と求める声や、これを国の問題と捉えてか、「本当に申し訳ない。国レベルで補償をしてあげてほしい」との訴えも多くの共感を得ている。

さらに、韓国でたびたび問題となる「安全不感症」を引き合いに「こういう安全不感症とやらはいつになったらなくなるのかな」と嘆く声や、「何といっても安全が最優先だよ」「子を持つ親なら誰もが経験しかねない事故だ。皆さん、気を付けましょう」との呼び掛けも多数みられた。(翻訳・編集/吉金

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携