私はレンタルした日本のおっさんと一緒に日本旅行をした―中国人記者

人民網日本語版    2017年9月9日(土) 21時10分

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記者は前回の日本への休暇旅行の際、「おっさんレンタル」を利用して、日本のおっさんと一緒に旅行した。

記者は前回の日本への休暇旅行の際、「おっさんレンタル」を利用して、日本のおっさんと一緒に旅行した。「おっさんレンタル」以外にも、結婚式参列者のレンタル、一緒に食事をして、タイムラインに写真を投稿するための友だちのレンタル、実家に帰って両親を安心させるためのレンタル彼氏・彼女、授業を代行してくれる学生のレンタルなど、日本には様々なレンタルサービスが存在している。インターネットの発展に伴い、家に「引きこもる」人がますます増え、現実世界でのコミュニケーション能力が弱くなってきており、レンタルサービスの人気が高まっている。(文:林龍優。環球時報掲載)

▼「おっさん好き」と「孤独」をうまく利用した商売

「おっさんレンタル」サイトが誕生したのは2012年。当時45歳だった西本貴信さんがそのサイトを立ち上げた。日本では「ロリータ」が多いだけでなく、「痴漢」と呼ばれる変態なおっさんも多い。ファッションプロデューサーを務めていた西本貴信さんは当時、女性がおっさんたちに抱く変態なイメージを変えることを目指していた。そこで、自分をレンタルに出し、若者と交流することで、おっさんに対する人々の印象を変えるという方法を思いついた。当初はレンタルできるおっさんは西本さんだけだった。

ここ数年で「おっさん好き」が流行し、外見も整っている西本さんのレンタル事業は拡大していき、レンタルできるおっさんの数は、立ち上げ当初の1人から現在では約70人までに増えた。日本や海外のメディアから西本さんに取材が殺到し、2014年には「『おっさんレンタル』日記」という書籍も出版され、日本や台湾地区で大ヒットとなった。

「おっさんレンタル」は日本でどうしてこれほどまでに人気が高いのだろうか?これについて、専門家は、「『おっさんレンタル』は人々の『孤独』をうまく利用した商売。日本社会はプレッシャーが大きく、あまり行き過ぎた話をすべきでないとしているが、知らない人の前では気楽になり、何でも話すことができる。それに加えて、現代の若者はストレスが大きく、将来について悩みを抱えており、経験豊富なおっさんに自分の悩みを解消してほしいと思っている」との見方を示した。

▼画像をクリックしておっさんを選択

「おっさんレンタル」サイトは、簡素なショッピングサイトと似たつくりになっており、提供商品はおっさんだ。おっさんたちのプロフィール画像の左上には「新商品」や「人気」と書かれたラベルがついている。顧客は画像を参考にしてレンタルするおっさんを選んだり、おっさんがいる場所を指定して選んだり、必要なキーワードを入力して検索したりすることができる。

画像をクリックすると、おっさんの自己プロフィールを閲覧できる。自分の生い立ちや趣味、現在の仕事を選んだ動機などの多くの情報を惜しげもなく書いている人もいれば、自分の年齢、身長、体重、家族構成、職業だけといったように簡単に書いている人もいる。

このようなおっさんたちは信用できるのだろうか?顧客への安全性はどうやって保障されているのだろうか?ほとんどの顧客がこのような疑問を持っている。普通のショッピングサイトとは異なり、「おっさんレンタル」サイトは顧客によるレビュー欄がなく、評価が低かったとしても、そのことを知ることはできない。このことについて、西本さんは、「同サイトに登録しているおっさんたちは、私が直接面接して細かくチェックしている。顧客から3回クレームを受けたら、そのおっさんの登録を抹消する」と説明した。

記者は最後に「新商品」の40代のおっさんを選んだ。彼の画像からアウトドア好きな性格が感じられ、温かい笑顔が特徴的だった。

▼おっさんと一緒に週末を過ごす

おっさんは約束どおりの時間に現れた。一緒に山登りすると約束していたため、彼はジャージにリュックサックを背負った出で立ちで、画像のイメージ通りの優男といった見た目だった。初対面の気まずい空気を取り払うため、記者は彼にどうして自分をレンタルしているのかと質問した。彼は、「私は自分の会社を持っており、仕事も安定している。趣味が多く、たくさんの友だちを作りたいから」と説明した。

彼はとても話し上手で、山登りに行く途中で自分の身の上話をたくさん語ってくれた。彼は29歳で家を購入し、自分の会社を持ち、結婚した。記者は彼に結婚についての考えを質問したところ、彼は、「私個人の見解からいうと、夫婦の仲を保つためには、夫婦で一緒にいる時間をできるだけ確保し、夫婦共通の趣味を作ることが大切だ」と答えてくれた。

山登りの場所が少し遠くにあったため、東京に戻った頃には予定していた時間を超えてしまっていた。サイトの規定により、延長料金を払わなければいけないが、彼は親切にも、「延長料金はいらない。今度日本に来たときにまた一緒に遊んでくれればいい」と言ってくれた。(提供/人民網日本語版・編集YK)

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