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子どもたちは汚染された世界ではなく、明るくきれいな世界を望んでいる。
子どもたちは汚染された世界ではなく、明るくきれいな世界を望んでいる。
「我々は、調和の取れた社会であり、平和な世界に住みたい」。
気候変動はグローバル・ガバナンスにおいて重要な分野の一つであり、人類が構築する運命共同体にとっても重要なコンテンツの一つだ。地球温暖化現象は、人類の持続的な発展を阻害する大きな課題となっている。
フランス首都・パリで2015年11月、第21回気候変動枠組条約締約国会議(COP21)が行われ、メディアは同会議を「地球を守るための会議」と称した。150カ国の国家元首、政府首脳、195カ国とEUの代表が集結し、法的拘束力のある気候変動抑制に関する多国間の国際的な協定「パリ協定」を採択させるために共に力を尽くした。
COP21の開幕当日、中国の習近平国家主席は同会場に到着し、中国の最高指導者が初めてCOPに参加した。習近平国家主席は同会議で、人類の運命共同体を構築し、公正かつ合理的で、協力することでウィンウィンの関係となるグローバル環境ガバナンスシステムを打ち出す必要があるとした。
時間の経過と共に、意見の対立も次第に減っていった、2015年12月12日正午、「パリ協定」の最終項目が全世界に向けて宣言された。
しかし、この最終段階で思わぬことが起きた。ある国の代表が協定の項目を修正することを要求したのだ。
同会議のローラン・ファビウス議長は、「最も難しいのが、195カ国にこの壮大な協定を受け入れさせるには、全ての国の同意が必要という点で、たとえ小さな国であっても、1カ国でも反対すれば、この協定は発効できなくなってしまうこと」と語った。
この困難に際して、中国の代表団が進んでその斡旋業務を引き受けた。
そして、わずか1時間後に「パリ協定」は無事に採択された。(編集YK)
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