中国「四縦四横」高速鉄道網はすでにほぼ完成、雄安新区から香港が直通に―中国メディア

人民網日本語版    2017年8月22日(火) 21時20分

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黒龍江省ハルビン市と牡丹江市を結ぶ「哈牡高速鉄道」の最も長いトンネル「虎峰嶺トンネル」が20日に貫通した。これは中国の「八縦八横」高速鉄道網の最北端の「横」が重大な難関を乗り越えたことを意味している。写真は中国の高速鉄道。

黒龍江省ハルビン市と牡丹江市を結ぶ「哈牡高速鉄道」の最も長いトンネル「虎峰嶺トンネル」が20日に貫通した。これは中国の「八縦八横」高速鉄道網の最北端の「横」が重大な難関を乗り越えたことを意味している。

「哈牡高速鉄道」の建設完了後、ハルビン市から牡丹江市まではわずか1時間余りで結ばれるようになる。将来的には沿線地区もハルビン市を通じて「哈大(ハルビン−大連)高速鉄道」と結ばれることになる。

▽京瀋高速鉄道阜新駅は間もなく完成

「哈大高速鉄道」と「京瀋高速鉄道」を結ぶ阜新駅も間もなく完成する。ここは将来的に東北エリアから北京への便利なルートになるとみられている。

中国鉄道建設有限公司十一局の京瀋高速鉄道プロジェクトマネージャーの方碧峰氏は、「阜新駅の完成後は阜新から瀋陽まではわずか40分余り、北京までは約2時間30分となる見通し。以前と比べ、所要時間は三分の二ほど短縮される」としている。

「八縦八横」高速鉄道網の計画によると、将来的には、京瀋高速鉄道は京広、哈大高速鉄道と結ばれ、南北の走行距離が最も長い高速鉄道となる。

雄安新区から香港まで直通に

昨年打ち出された「八縦八横」高速鉄道網計画は最近になって新たな変化が生じている。それは北京と雄安新区を結ぶ京雄鉄道に関する計画で、将来的には雄安新区を出発し、香港九龍まで直通の高速鉄道で結ばれることが明らかになっており、これが「八縦八横」の重要な一つの「縦」となっている。

▽「八縦八横」高速鉄道網完成後は高速鉄道の総里程数が二倍に

「八縦八横」高速鉄道網において新たに計画された縦路線には、フフホト市から南寧市までの「呼南線」、北京市から昆明市までの「京昆線」、包頭市から海口市までの「包海線」、蘭州市から広州市までの「蘭広線」も含まれている。

また、新たに計画された横路線には、綏芬河市から満州里市までの「綏満線」、北京市から蘭州市までの「京蘭線」、厦門市から重慶市までの「厦渝線」、広州市から昆明市までの「広昆線」が含まれている。

「八縦八横」高速鉄道網完成後は全国の高速鉄道の総里程数は4.5万キロメートルに達し、現在の二倍となる。総距離が20万キロメートルの全国鉄道網と結ばれ、人口20万人以上の都市のほとんどをカバーすることになる。

▽中国の「四縦四横」高速鉄道網はすでにほぼ完成

「八縦八横」高速鉄道網は、2004年に計画された「四縦四横」高速鉄道網を基礎として建設されることになる。「四縦四横」高速鉄道網には、縦路線としては北京から上海、北京から広州、ハルビンから瀋陽、東南沿海の路線が含まれる。また、横路線としては上海から昆明、上海から成都、徐州から蘭州までの路線がすでに開通している。現在建設中の北京から瀋陽、青島から済南と石家荘までの路線を除き、中国の「四縦四横」高速鉄道網はすでに全て完成している。(提供/人民網日本語版・編集HQ)

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