Record China 2017年8月16日(水) 14時20分
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日本を訪れた中国人観光客が、旅行の思い出をブログにつづっている。「日本人は融通が利かない」としている。
日本を訪れた中国人観光客が、旅行の思い出をブログにつづっている。以下はその概要。
日本では残念な接客が3回あった。料理がなかなか出てこなかったことが2回。もう1回は焼き肉を食べた時、油をひいてくれなかったこと。ひどい焼き肉になってしまった。店員に言うと、日本人はとても感じよく「すみません」と言ってきたが、3店ともそれ以上のことはしてくれなかった。
私はマーケティングを仕事にしている。先輩が言っていたことによると、少なくとも欧米の国々では、こういう場合には割引や、まだサーブされていない料理を無料にするとか、あるいはデザートをサービスするとか、何らかの埋め合わせをするものだという。オーストラリアにいた頃はこういうミスが起きると「ちょっと得ができる」とこっそり喜んでいたものだ。
ところが、日本で遭遇した3回では、何ひとつサービスはなかった。ただ謝って終わり。まるで何もなかったように、「すぐお持ちします」と言われただけで、何とも残念な気持ちになった。たしかに話し方はとても礼儀正しいのだが、誠実さはあまり感じられない。総じて話し方は礼儀正しく、とても丁寧というのが日本人に対する印象だ。
近ごろの日本の若者は「欲がない」世代だそうだ。彼らと詳しく話をしたわけではないが、たしかにそうした感覚をおぼえる。地下鉄ではスーツを着た大勢のサラリーマンを見かけたが、どうも元気がなさそうで、笑顔もなく、ただただ疲れているように見えた。
日本人は比較的率直な性格で、あまり融通が利かない。料理を出し間違えた件からもそれはわかる。それ以外のことでも同様だ。例えば、京都御所は午後4時半までに入場することになっている。私が着いたのは4時33分だったため、入場できなかった。規則は絶対だと言えば聞こえはいいが、それも度が過ぎれば必ずしもいいとは言えない。
あるレストランでは、食事を終えてから荷物を30分ほど置かせてもらえないかと言ったところ、「ノー!」と断られた。大声で言われ、とても驚いた。断る前に、せめて「ソーリー」とでも言ってくれればいいのにと思った。それが礼儀というものだろう。だが、きっと英語がよくわからない人だったのだと思ってあきらめた。
新幹線に乗った時は降りられなくなったら困ると思い、ひとつ前の駅から降りる準備をしていた。日本人は融通を利かせられないから。(翻訳・編集/岡田)
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