韓国歴代政権の北朝鮮対応、韓国紙「失敗の歴史」とバッサリ、「日本は全く違う動き」とも

Record China    2017年9月24日(日) 14時0分

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韓国歴代政権の北朝鮮対応を韓国紙がやり玉に挙げ、「失敗の歴史」と痛烈に批判。「韓国大統領が間の抜けたドラマを演じ続けている間、日本は全く違う動きを見せた」と指摘している。写真は韓国の大統領府。

2017年9月23日、韓国歴代政権の北朝鮮対応を韓国紙がやり玉に挙げ、「失敗の歴史」と痛烈に批判している。「北朝鮮に対する無知と幻想が国家の安全保障を崩壊へと追いやっていく」と糾弾。「韓国大統領が間の抜けたドラマを演じ続けている間、日本は全く違う動きを見せた」と指摘している。

朝鮮日報は主筆名のコラムで「1991年より前は韓国に核(米軍の戦術核)があり、北朝鮮には核がなかった。それが韓国から核がなくなり、北朝鮮に核があるという、あべこべの形になった」と前置き。同紙の92年1月1日付1面トップ記事「南北非核宣言完全妥結」を紹介した。

南北双方が核兵器の試験・生産・受け入れ・保有・貯蔵・配備・使用を禁止する内容で、北朝鮮は国際原子力機関(IAEA)の核査察受け入れを約束。その日、盧泰愚大統領は新年のあいさつで「大きな進展が実現した」と自賛したが、コラムは「すべては北朝鮮による完全な詐欺だった」と振り返った。

「南北非核化宣言に合意したその日も、北朝鮮は寧辺でプルトニウムを抽出していた」と非難。「金日成主席は米軍の戦術核が撤収したのを確認した後、韓国の鄭元植首相と会談した席で在韓米軍の撤収を要求。『核査察の約束を守れ』という韓国側の要求には答えなかった」としている。

盧泰愚大統領の後を継いだ金泳三大統領については、北朝鮮が核爆弾を造っているにもかかわらず、就任演説で『いかなる同盟国も民族より勝るということはあり得ない』と語った」と回顧。金大中大統領は「『北は核を開発したこともなく、能力もない。私が責任を持つ』との発言が報道されたこともあった」という。

さらに次の廬武鉉大統領は2006年に「北朝鮮には何ら核実験の兆候がない」と言ったが、その直後、北朝鮮は最初の核実験を実施。「すると盧大統領は北朝鮮に核兵器があっても韓国は優越的軍事バランスを有していると4次元的な主張を行った」と、あきれている。

その一方で「日本は1993年に北朝鮮が核拡散防止条約(NPT)を脱退すると、直ちにミサイル防衛網の構築検討に入った」と強調。「98年に北朝鮮がテポドン・ミサイルを発射すると、防衛システム構築のロードマップを樹立した。2006年に北朝鮮が最初の核実験を行うと、最高の性能を持つSM3とPAC3迎撃ミサイルを導入・配備した」と説明している。

これに対し、「韓国は北朝鮮の核開発が問題になったのは26年前なのに、今になってようやくミサイル防衛網をつくるという。その貴重な時間、多額の金を、ばかなまねをすることに費やした。にもかかわらず、責任を痛感する大統領は一人もいない」と批判。「全く国とはいえない」と嘆いている。(編集/日向)

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