「友好のシンボル」パンダの日本貸与に前向き姿勢―臥龍パンダ保護研究センター

Record China    2008年5月5日(月) 13時14分

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4日、胡錦濤国家主席が日本へのパンダ貸与を示唆したことを受け、中国最大規模のパンダ研究センターである臥龍パンダ保護研究センターは「もし政府の要請があれば、友好のシンボルとしてパンダを快く送り出したい」とした。写真は臥龍パンダ保護研究センター。

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2008年5月4日、胡錦濤(フー・ジンタオ)国家主席は、日本へのパンダ貸与を今回の訪日の最大の手土産とすることを示唆した。これは1992年に日本に送られた上野動物園のパンダ「リンリン」が4月30日に死亡したことを受けて、日本側が新たなパンダ貸与を要請したことに応じる形。

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しかし5月5日、レコードチャイナ編集部が中国最大規模のパンダ研究センターである「臥龍(がりゅう)パンダ保護研究センター」に取材を試みたところ、同センターではパンダ貸与について把握していないようだ。同センターの職員は「この件について、まだ政府からの要請を受けていない」と話している。

同センターは、パンダ貸与を中国と諸外国との外交促進材料として位置づけており、世界中の人々に友好のシンボルとしてのパンダを知ってもらいたいとしている。今年も2匹の赤ちゃんパンダをオーストラリアに送り出す準備をしているが、日本への貸与についても「政府からの要請があれば快く応じたい」とした。なお、諸外国に送りだすパンダの選定基準には、とくに定められたものはないが、パンダの性別や年齢など、基本的に相手国の要求に応じているという。

臥龍パンダ保護研究センターは1983年に四川省で設立した中国最大規模のパンダ研究センターで、パンダの保護、繁殖、研究など全般にわたって取り組んでいる。海外に送られるパンダの多くは同センターから貸し出されている。(編集/愛玉)

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