人民網日本語版 2017年7月18日(火) 8時50分
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上海のオフィスビルにこのほど、「シェア睡眠カプセル」サービスが登場した。利用者はQRコードをスキャンすればカプセルの中で睡眠をとることができる。基本料金は1分間で0.2元(1元は約16.6円)、30分以上からの利用が可能となっている。
自転車から充電器、傘に至るまで、「シェアリング」という概念が知らず知らずのうちに私たちの生活スタイルに変化をもたらしている。上海のオフィスビルにはこのほど、「シェア睡眠カプセル」サービスが登場した。利用者はQRコードをスキャンすればカプセルの中で睡眠をとることができる。基本料金は1分間で0.2元(1元は約16.6円)、30分以上からの利用が可能となっている。中国新聞網が伝えた。
この種の「シェア睡眠カプセル」は上海駅近くのオフィスビルの中にあり、上下に分かれた2つのカプセルの外観はハイテクな雰囲気を漂わせており、宇宙船カプセルにそっくりだ。ドアの右側にはスペースブランケットや使い捨てのシーツや枕カバー、ウエットティッシュといったベッド用品が置いてあり、全て無料で使用することができる。
ドアの上にあるQRコードをスキャンすると、ドアが開く仕組みになっている。カプセル内には扇風機やブックライト、コンセントなどの設備が備え付けられており、カプセル内のライトも自分で調節することが可能だ。カプセルは幅90センチ、長さ190センチ、高さ100センチの広さで、特に圧迫感を感じることは無い。
スタッフによると、睡眠カプセルは初めての利用に限り最初の30分間を無料体験できるそうで、午前11時から午後2時のピーク時には3分につき1元、その他の時間帯は5分につき1元という。最低利用時間は30分で、1日あたりの支払限度額は58元となっている。
オフィスビルで働く従業員は、「このオフィスビルは列車の駅から近いが、社員証が無いとビルには入れないため、2階に設置されているこの『シェア睡眠カプセル』はしばらくの間、同ビルで働く従業員しか利用できない」とした。
オフィスビル内にあるベンチャー企業で働く李さん(女性)は、「睡眠カプセルはとても役立っており、私の同僚はこの数日間ずっと利用している。残業が多くて睡眠時間が少ないホワイトカラーにとって、このサービスはとてもいい」と語った。しかし、体験した利用者の多くが、カプセル内にはときどき異臭を感じることがあり、防音もあまり良くないこと、また外部からはカプセル内に人が入っているのかどうか判断しづらいといった点などを改善すべきだと指摘している。
現時点で、上海にはこの種の睡眠カプセルが静安区の弁伴・蘇河水岸空間と新上海国際ビル、漕河ケイコミュニティの優客工場の3カ所に設置されているのだという。(提供/人民網日本語版・編集/YK)
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