崔天凱駐米大使「良好な米中関係はわれわれの求める最大の結果」

人民網日本語版    2017年7月13日(木) 8時30分

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中国の崔天凱駐米大使は10日にワシントンで行われた第7回中米民間戦略対話に出席した際「全体的に良好な中米関係はわれわれの求める最大の結果であり、一時・一事の結果は中米の長期関係と全体的利益の中で把握するべきだ」と述べた。

中国の崔天凱駐米大使は10日にワシントンで行われた第7回中米民間戦略対話に出席した際「全体的に良好な中米関係はわれわれの求める最大の結果であり、一時・一事の結果は中米の長期関係と全体的利益の中で把握するべきだ。中米間の付き合いは、一方がもう一方に要求し、条件をつける『一方通行の道』ではなく、互いの利益上の関心を尊重し、これに配慮し、共通利益と協力を拡大し続ける『双方向の道』であるべきだ」と述べた。中国新聞社が伝えた。

崔大使は「全体的に良好な中米関係はわれわれの求める最大の結果だ。このような共通認識がなければ、他の結果を達成するすべもない。言い換えるなら、中米関係は1つの長期的目標を設定して、眼前の様々な波瀾・起伏を克服する必要がある」と指摘。

「歴史上、新興の大国と既存の大国が遭遇したケースは16回あった。12回は戦争や衝突で結末を迎え、他の4回は相対的に平和な過渡を実現した」と述べた。

では中国と米国の遭遇は、どのような結果になるのだろうか?崔大使は「両者のいずれでもない。戦争と衝突は当然われわれの選択肢であるべきではないし、平和的過渡ですらわれわれの目標であるべきではない。われわれの担う歴史的使命は世界の主導権をある国から別の国へ移すのではなく、新型の国際関係を構築して、世界各国、とりわけ主要な大国が相互尊重と協力・ウィンウィンを基礎に平和共存し、世界の安定と繁栄を共同で維持するようにすることだ。『結果指向』が必要というのなら、これが中米両国が共に達成に努力しなければならない大きな結果だ」との認識を示した。

「一時・一事の結果は中米の長期的関係と全体的利益の中で把握するべきだ」というのが、崔大使の示した2つ目の観点だ。「中米間には協力もあれば、溝もある。たとえ協力においても、視点や方法の違いがあり得る。こうした溝や違いは客観的に存在し、そのいくつかは短期間での解消は困難だ。一部の溝のために中米協力を否定してはならないし、一時・一事のために両国の全体的関係が翻弄されてもならない」。

崔大使は「われわれが求めるものは互恵・ウィンウィンの結果であるべきだ。勝者が全てを得る関係は長続きしない運命にある。もし一方の求める結果が相手を損なうことを代償とするのなら、良い結果ではない。中米間の付き合いは、一方がもう一方に要求し、条件をつける『一方通行の道』ではなく、互いの利益上の関心を尊重し、これに配慮し、共通利益と協力を拡大し続ける『双方向の道』であるべきだ」と述べた。(編集NA)

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