Record China 2017年7月3日(月) 17時50分
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3日、韓国メディアによると、韓国の文在寅大統領は同日、国際オリンピック委員会(IOC)に対し、来年の平昌冬季五輪に北朝鮮が参加できるよう協力することを公式に要請した。資料写真。
2017年7月3日、韓国・京郷新聞によると、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は同日、国際オリンピック委員会(IOC)に対し、来年の平昌冬季五輪に北朝鮮が参加できるよう協力することを公式に要請した。
文大統領は同日午前、大統領府でIOCのトーマス・バッハ会長と面会し、「北朝鮮の参加はIOCの決定にかかっているということをよく認識している」とした上で、「もし北朝鮮が参加すれば五輪精神を鼓舞するだけでなく、韓国の地域、世界の平和、そして人類の和合に寄与するだろう」と述べた。文大統領は先月30日に開かれた米韓首脳会談で、朝鮮半島の平和構築における韓国の主導的な役割と非政治分野での南北対話の推進に対する米国の支持を得た点を念頭に発言したという。
これに対し、バッハ会長は「今日の文大統領との面会は1998年の金大中(キム・デジュン)大統領との面会を連想させる」とし、「当時は北朝鮮のシドニー五輪への参加問題を議論したが、金大統領は北朝鮮が同意するなら私は何にでも同意すると述べた。私はその言葉で北朝鮮を説得し、北朝鮮はシドニー五輪への参加と南北選手団の同時入場にも同意した」と説明した。その上で「文大統領の南北和合と朝鮮半島の平和政策を積極的に支持する。これは五輪精神に合致するものだ」との考えを明らかにしたという。
文大統領はその後、参謀らも交えて行われた会談で「IOCが北朝鮮の参加のドアを開けると約束したので、韓国の組織委員会と江原道も北朝鮮参加のために積極的に努力してほしい。私も中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席と会ったら、北朝鮮の参加に向けた協力を求める」と述べた。
この報道に対する韓国ネットユーザーの意見は賛成・反対の真っ二つに割れている。
賛成側のコメントには「かっこいい!」「北朝鮮と共に生きていこう」「朝鮮半島で戦争が起きてはならない」「税金の無駄遣いと言われている平昌五輪を少しでも世界に広め、意味あるものにするためには南北和合をアピールすることが必須。やっぱり文政府はやる時はやるね」「平和統一は我々の願い。憲法にも明示されている」「非常に進歩的な動き。反対する人も多いだろうけど、しない理由もないと思う」「政治とスポーツは分けて考えるべき」などがみられた。
一方、反対側の意見としては「南北合同チームはだめ。韓国人選手のことを考えてほしい」「従北の文大統領の本性が見え始めた」「全世界が北朝鮮を批判しているのに、文大統領だけが流れに逆行している」「世の中にタダはない。金正恩(キム・ジョンウン)への上納金、北朝鮮選手の滞在費や飛行機代など全て負担することになる」「なぜ北朝鮮に哀願しなければならない?」「ノーベル平和賞を狙っているのか?」などがあった。(翻訳・編集/堂本)
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