地下鉄工事現場の陥落事故、書類送検された責任者4人が不起訴処分―北京市

Record China    2008年4月20日(日) 15時22分

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2008年4月19日、北京市の地下鉄工事現場で起きた陥落事故で、先ごろ地検は事故隠しの疑いで書類送検されていた工事責任者4人を不起訴処分とした。写真は事故現場での救援の様子。

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2008年4月19日付の「京華時報」は、昨年3月に起きた地下鉄工事現場での陥落事故で、海淀検察院が先ごろ、事故隠しの疑いで書類送検されていた工事責任者4人を不起訴処分としたと報じた。

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07年3月28日、北京市海淀区の地下鉄10号線「蘇州街駅」の工事現場(地下22m)で地盤が陥落する事故が起き、閉じ込められた作業員6人が死亡した。事故後、警察は事故の隠ぺいを図ったとして工事責任者4人の身柄を拘束。同年9月3日、海淀検察院に送検した。

検察側は、「確かに隠ぺい行為があった」と過失を認める一方、刑法上の「事故隠し」の罪には当たらないとして起訴を見送った。その理由について、「刑法上の事故隠しの罪は、まず事故を隠ぺいする行為があったかが問われる。そして、隠ぺいの結果、救助が遅れた、あるいは救助の遅れによって人が死亡したかが焦点となる。確かに責任者側は通報を行わなかったが、作業員の救出に速やかに当たっており、人命救助を遅らせてはいない。6人が亡くなったことと、通報を怠ったことは直接関係がない」としている。

また、「事故は突発的な地質変化によるもので、予測できなかった。崩落に気付いた後で、責任者側が採った措置はいすれも規定に沿ったものだった」と説明している。(翻訳・編集/下妻)



   

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