2017年6月1日、韓国・スポーツ京郷などによると、ハリウッド俳優のトム・ハーディが元慰安婦を支援するために作られたブレスレットを身に付けていたことが分かり、韓国のネットユーザーの間で話題となっている。

英国メディアは先月31日（現地時間）、トム・ハーディが「慰安婦ブレスレット」を身に付けて街を歩く姿をキャッチした。

これについて、ある韓国人ネットユーザーは30日、自身のツイッターに「私がプレゼントした慰安婦ブレスレットをトム・ハーディが身に付けていた」と書き込み、数枚の写真を掲載した。写真にはトム・ハーディに送ったというブレスレットと手紙が写っている。手紙には「元慰安婦のおばあさんらは太平洋戦争の被害者だ。性奴隷として働かされたが、何の賠償も受けられなかった。あなたがこれ（ブレスレット）を身に付けてくれたら慰めになると思う。政治的に受け取らないでほしい」との内容を書いたという。

トム・ハーディが身に付けていたブレスレットは、元慰安婦を支援する社会的企業「MARYMOND」が制作したものとみられている。

これについて、韓国のネットユーザーからは「彼はやっぱり良い俳優だ」「韓国の政治家も日本の目を気にして身に付けられないのに。尊敬する」「顔だけでなく頭の中までイケメン」「ハリウッド俳優が人々を感動させられるのは、素晴らしい人間性を持っているから」「今日からファンになった」などトム・ハーディへの称賛コメントが相次いでいる。

また「真の愛国者に感謝」「その行動を思い付いた韓国人ファンの方が素晴らしい。ありがとう」などブレスレットを送った韓国人ファンへの感謝の言葉も。

そのほか「韓国のアイドルも身に付けるべき。日本での人気より愛国の方が大事」と主張する声や、「これを政治的に受け取る国は韓国だけ」「罪のない女性を性奴隷にした日本の悪い過去を知ることがどうして政治的なの？正義であり常識だよ」と指摘する声もみられた。（翻訳・編集/堂本）