2017年5月24日、韓国のSMAPとも呼ばれる韓国の人気男性アイドルグループ「神話」の日本でのコンサートが開催1週間前になって急きょ中止され、日韓で騒ぎになっている。韓国・マイデイリーなどが伝えた。

神話の所属事務所「神話カンパニー」は24日、今月30、31日の両日に予定されていた日本でのコンサートが取りやめになったと、公式サイトなどを通じ明らかにした。これによると、日本の企画会社の公演準備に不十分な点が多かったほか、契約違反も繰り返される中、神話カンパニーは公演開催のためさまざまな譲歩を行ってきたが、24日午前になって韓国のエージェンシーを通じ公演中止の通達を受けたという。

神話カンパニーはまた、企画会社の契約違反事項とこれまでの協議のいきさつを公開、「契約違反に対し強力な法的対応を取る予定」との方針を明らかにした。

神話の日本公演は4年ぶりだっただけに、日本のファンの失望は相当なものだ。韓国・テレビリポートが報じた日本のツイッターなどでの反応には、「個人的には10年ぶりの日本公演だったのに」「日本の企画会社の契約不履行？楽しみにしていた人も多いのに、あまりにひどい」など悲痛な声が並ぶ。

また、「日本の企画会社」の正体が明かされていないことについて「本当に日本の会社なのか」と疑い、「うやむやになればチケット代を払った日本のファンだけがばかをみる。韓流は本当にこういうことがしょっちゅうだ」と指摘する声もあった。

一方、韓国ネットは「日本の企画会社」や日本への批判一色のようだ。記事には「日本はこういうところが問題」「日本人はこういう裏切りが得意」「あり得ない。日本人を懲らしめてやって」といったコメントや、「これだから日本のアイドルや歌手がメジャーになれないんだよ」との指摘が寄せられ、多くの共感を集めている。

また、公演のため訪日を計画していた韓国のファンも少なくないとみられ、「公演のために飛行機のチケットを買って宿も押さえた人たちは、無理やり日本旅行に行くことになるのか」「神話に会いたくて日本公演だけを楽しみにしてたのに。私より神話メンバーの方が悔しいとは思うけど」との声もあった。（翻訳・編集/吉金）