Record China 2017年5月26日(金) 11時10分
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24日、韓国のスターバックスコーヒーが、「1年間無料でドリンク提供」をうたった景品イベントの当選者にコーヒー1杯しか無料提供せず、民事訴訟を提起され敗訴した。写真はソウルのスターバックスコーヒー店舗。
2017年5月24日、韓国のスターバックスコーヒーが、「1年間無料でドリンク提供」をうたった景品イベントの当選者にコーヒー1杯しか無料提供せず、民事訴訟を提起され敗訴した。韓国・毎日経済などが伝えた。
ソウル中央地裁は24日、顧客のAさんがスターバックスを相手取り364日分の無料ドリンク券の相当額を支払うよう求めた損害賠償請求訴訟で、原告側勝訴の判決を言い渡した。地裁がスターバックスに支払い義務があるとしたのは、1日当たり1杯6300ウォン(約630円)、総額約229万ウォン(約22万円)だ。
Aさんは昨年末、同社のホームページで行われた景品イベントに応募し当選した。イベント内容は、 スターバックスに関する特別なエピソードと写真を掲示板にアップし、自身のSNSでシェアすれば、抽選で100人に1年間毎日1杯ずつ使える無料ドリンク券を提供するというものだった。
しかしスターバックスはその後、「告知事項にミスがあった」としてAさんにドリンク1杯分の引き換えクーポンのみを提供した。そしてAさんからの抗議後、1年間無料を意味したはずの告知の「Starbucks For 1Year」という文字は、説明もなく削除されてしまったという。
Aさんはミスに対する公開謝罪を要求したが受け入れられず、「スターバックス側が終了したイベントの告知内容まで修正し、顧客の抗議に取り合わず、『別の飲料クーポンを支給する』と懐柔策を取ろうとした」と訴訟を起こしていた。
韓国のネットユーザーからは、スターバックスに対し「たった1杯のコーヒーのために苦労して写真とエピソードをアップして応募するわけないでしょ」「心を込めてシェアした人たちに対してひどいと思わない?」「世界的企業も『コリア』という単語が付くとイメージが悪くなるね」「米国のスタバだったら約束守ってたかもね」など非難の声が続々と上がり、判決に「よくやった」「常識ある判決」と賛辞の声も寄せられている。
その他、賠償額について「訴訟費用の方が高くついたね」と皮肉を込めたコメントや、残り99人の当選者に「残りの99人も一緒に訴訟を起こしてください」と促すユーザーもみられた。(翻訳・編集/松村)
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