2008年4月17日、ハリウッド女優として世界的規模で活躍中のチャン・ツィイー（章子怡）について、成功の裏に隠れた秘話を思わせる小説が登場し、話題をよんでいる。中国娯楽網が伝えた。

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これは今月19日に開幕予定の、中国全土の出版社による展示即売会「全国書市」に関する話題の中で浮上したもの。同会に出展される中でも最も注目を集めている小説「圏」は、芸能界での活躍を目指す男性「王文涛」と、その妹で、のちに国際女優に上りつめる「王恵玲」兄妹の物語。

女優を夢見る「王恵玲」が、舞踏学校から国内最高峰の映画大学へ進学していることや、兄の「王文涛」の経歴などが、チャン・ツィイーと、その実兄で彼女のマネージャー務める章子男氏と、ほぼ一致しているという。

小説では、「王恵玲」がデビュー直後に様々な「洗礼」を受ける様子や、プロデューサー、芸能関係者らとのドロドロした駆け引きなどが色濃く描かれている。チャン・イーモウ監督「初恋のきた道」で大抜擢され、その後も大作への出演が続き、「幸運なスター」とされるツィイーだが、過去に本当にこんなことが？と驚かされる内容だという。

作者の易卓奇氏は元警察官で、これまでに警察を舞台にした小説を多数発表。2006年には小説「紀委在行動」で、中国3大文学賞の一つ「金盾文学賞」を受賞している。（翻訳・編集/Mathilda）