Record China 2008年4月17日(木) 16時52分
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4月16日の報道によると、就職にあたって最も効果があるのは中国で伝統的に頼りにされてきた“コネ”。ネットによる就職がそれに迫り、就職斡旋業はあまり期待されていないという調査結果が明らかに。写真は08年3月、武漢での就職説明会。
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2008年4月16日、北京晩報の報道によると、就職にあたって最も効果があるのは中国で伝統的に頼りにされてきた“コネ”。ネットによる就職がそれに迫り、就職斡旋業はあまり期待されていないという調査結果が明らかになった。
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この調査を行ったのは、中国人民大学労働人事学院と中国就業研究所の研究グループ。北京、上海などの人材市場を2年近くにわたりウォッチした。
それによると、就職で威力を発揮するのが中国社会の中で依然根強い影響力を持つ“コネ”。北京地区の調査では、サンプルとなった従業員の27.8%がコネによる就職だった。
しかし、一方でコネに頼らない就職も進んでおり、そのツールとなるのがインターネット。就職希望者が求人情報を得る方法は「ネット利用」が5年前より8.5%アップ。その結果、ネットを通じて就職した従業員の割合はサンプル中、21.4%とコネに次ぐ高さだった。北京など都市部では地方出身の求職者が6割を占めていることから、最初から頼るべきコネがないという事情もあり、今後もネットによる求職は増えていく、と分析している。
この2強に比べ、旗色が悪いのが就職斡旋業。調査結果では、こうした業者を「一度も利用したこともない」とした人は56.6%にも上っている。その理由として「信頼性に欠ける」という意見が多数を占め、「情報量が乏しい」「サービスとして確立されていない」などの声も。膨張する人材市場での花形と期待されたこの業種だが、中国での浸透にはもう少し時間がかかりそうだ。(翻訳・編集/岡田)
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