ネットショッピングブームでニーズが拡大した宅配ボックス、コスト削減と効率重視で宅配業者の強い見方となるか?―中国

フライメディア    2017年5月1日(月) 21時0分

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現在、都市を中心に、ネットショッピングやフードデリバリーと、外出しなくてもほしいものが十分手に入るという生活スタイルが定着しているが、ここにきて、再び脚光を浴びているのが、宅配ボックスサービスだ。

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現在、都市を中心に、ネットショッピングやフードデリバリーと、外出しなくてもほしいものが十分手に入るという生活スタイルが定着しているが、ここにきて、再び脚光を浴びているのが、宅配ボックスサービスだ。

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もともと中国では、確実に受け取れるとして、宅配は勤務先を配達先にすることが一般的で、職場で開封して同僚と商品についてワイワイ騒ぐことも珍しい光景ではなかった。梱包が大きい場合、中身だけ取り出して、ダンボールなどの箱を会社で処理すれば、家で捨てる手間も省ける。とても合理的であるし、長年の習慣からか黙認している企業が多い。会社の受付に山積みになるダンボールなどが話題としても記憶に新しい。

年々、増加するネットショッピングの影響で、宅配業者へのニーズも大幅に増え、近年では宅配員不足なども聞こえてきて、再配送減少や効率重視などを考慮した宅配ボックスがマンションやオフィスビルでさらに普及するようになった。

宅配ボックスはマンションやオフィスビルの敷地内に設置され、受取人にはSNSやショートメッセージで直接通知がある。「荷物が届いている」ことと、ボックスを利用した際に自動的に設定されたパスワードが通知されるので、受取人は好きな時間に受取りに行くことができるし、もちろん24時間受取り可能である。うっかり受け取るのを忘れていても、数回にわたりメッセージが届くので安心。当然、宅配業者の連絡先も明記されているので、身に覚えのない荷物の場合は確認もできる。職場で受け取るよりもプライバシーが守られるという声もあり、宅配ボックスの活用がじわじわと人気を集めている。

宅配業者からすると、不在による再配送も減少するし、部屋まで届ける手間が省けるので、高層マンションでの配送でも時間を短縮することができ、効率もよくなるため、宅配ボックスの活用増は歓迎ムードだ。

宅配ボックスはその大きさも大小さまざま。たいていが中央にタッチパネルがあり、ここでメッセージを受信した携帯番号とパスワードを入力して、「開」を押すと、該当するボックスが自動的に開くシステムだ。ちなみに現在、携帯番号は実名登録制となっているので、携帯番号を入力することで身分証代わりになるというわけだ。

こうした便利なアフターサービスも充実して、ネット社会はさらに加速化しそうな勢いである。(提供/フライメディア)

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