トランプ大統領が台湾総統との電話会談に後ろ向き、「習主席を怒らせたくないから」―台湾メディア

Record China    2017年4月28日(金) 15時30分

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27日、台湾の蔡英文総統がトランプ米大統領と電話会談を行いたいとの意思表示をしたと伝えられたのに対し、トランプ大統領はこれに応じない考えを示した。資料写真。

2017年4月27日、台湾の蔡英文(ツァイ・インウェン)総統がトランプ米大統領と電話会談を行いたいとの意思表示をしたと伝えられたのに対し、トランプ大統領はこれに応じない考えを示した。台湾・中時電子報が伝えた。

環球時報が台湾メディアの報道として伝えたところによると、蔡総統は同日、「われわれは米国政府と直接コミュニケーションを取る機会がある。トランプ大統領本人に電話するチャンスも排除していない」と発言した。実現すれば昨年12月に続く電話会談となるが、同大統領は米中関係への影響を考慮し、会談に否定的な考えを表明。中時電子報によると、大統領は「自分と習近平(シー・ジンピン)国家主席との関係は良好で、彼はわれわれが大きな困難を乗り切るために最善を尽くそうとしている」「習主席との間にもめ事を引き起こしたくない」などと語ったという。これらの発言から中国は北朝鮮の核実験やミサイル発射の抑止に向けて策を講じているところとみられている。

昨年12月の蔡総統との電話会談後、トランプ大統領(当時は次期大統領)は「一つの中国」原則に疑問を投げ掛ける発言を行っていたが、就任後は一転。今年2月に同原則の支持を習主席に伝え、今月は米フロリダ州で米中首脳会談が行われた。(翻訳・編集/野谷

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