Record China 2019年5月7日(火) 19時10分
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6日、環球時報は、中国人観光客の海外での印象が以前とは大きく変わっているとするコラムを掲載した。
2019年5月6日、環球時報は、中国人観光客の海外での印象が以前とは大きく変わっているとするコラムを掲載した。以下はその概要。
1日のメーデー4連休で、ドイツ・フランクフルトからスイス・チューリッヒ、イタリア・ローマ、英ロンドンを巡りドイツに戻るという4日間の旅に出た。旅行中、中国人観光客として優待を受けていることを感じた。6、7年前に中国人観光客が欧州で歓迎されていなかったのとは大違いだ。
欧州では以前、しばしば中国人観光客の「暴走ツアー一行」を見かけたが、そんな時代は終わりを告げた。大部分の中国人観光客が個人旅行や家族旅行で現地を訪れるようになり、現地文化をできるだけ体験し、中国料理を控えて現地の名物料理を楽しむようになった。チェーンホテルではなく民泊を利用するようになり、博物館などの文化施設に足を運ぶようになった。
中国人観光客は高級ブランド品を買うことが少なくなり、現地の特産品を買うようになった。ショッピングの場所もブランド店から現地のスーパーに変わっている。そして、現地の商店や飲食店も中国のモバイル決済サービスを続々と導入し、中国人観光客を呼び込んでいる。
フランクフルトにあるホテルのマネージャーは「若い中国人観光客が増えている。彼らは外国文化について理解し、すすんで現地の習慣に従おうとする。礼儀正しく、静かだ」と語った。
メーデー連休は令和時代が幕を開けた日本に再び中国人観光客が多く押し寄せた。やはりかつてのツアー旅行から個人旅行へと変化し、体験型の旅行が好まれるようになった。一方で、依然として一部の中国人観光客が現地の習慣を理解、あるいは尊重しないことで、文化的な衝突も起こった。
期間中、日本人に中国人観光客の印象を聞くと、おおむね「以前のように公共の場で大声で騒ぐようなことはなくなったが、まだ改善すべき点もある」との答えが返ってきた。その例として、市場で生鮮食品を手で押す、所構わず歩きながら物を食べる、みだりにたばこの吸い殻を捨てる、信号無視をするといった行為が挙げられた。(翻訳・編集/川尻)
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