台湾人が八田與一を高く評価していることを中国メディアが批判=「厚顔無恥としかいいようがない」「これは中国人の思考」―中国ネット

Record China    2017年4月21日(金) 17時10分

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21日、新華社は台湾人が日本人技師の八田與一を高く評価していることを批判する記事を掲載した。これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。写真は八田與一の銅像。

2017年4月21日、新華社は台湾人が日本人技師の八田與一を高く評価していることを批判する記事を掲載した。

記事は、台湾台南市で日本統治時代の技師、八田與一像の頭部が切り取られた事件で、台湾の大手メディアがこの問題を大きく取り上げたことを紹介。台湾人からは八田與一について「台湾に大きく貢献した人」、「嘉南の乾燥地を良田に変えてくれた」、「彼がいるから台湾人は米を食べられる」など、八田與一によるダム建設の功績を高く評価する声が出ていると伝えた。

しかし記事は、八田與一は「日本の植民地支配を手伝った人物」であり、台湾がこの人物を高く評価し、台南市に「八田路」まであることはおかしいと主張。当時の日本政府が八田與一を派遣してダムを建設し、コメの生産改善を行ったのは、日本国内の食糧問題を解決するためにすぎなかったと論じた。

そのうえで記事は、台湾人は八田與一ばかり評価して、過去の台湾人技師のことを「選択的に忘れている」と主張。「このような不公平さ、民衆を誤導するやり方のどこに道理があるのか?良心はどこに行った?恥はどこに行った?」と強く非難した。

これに対し、中国のネットユーザーから「これは厚顔無恥としかいいようがない」「台湾人に恥じらいの気持ちなんてないだろ」など、記事に同調するコメントが多く寄せられた。

しかし、「台湾の歴史に関係する人物をどう評価するかは、台湾人自身に最も発言権がある」「これは中国人の思考であって、台湾人はこのように考えているわけではない」などの冷静なコメントもあった。(翻訳・編集/山中)

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