Record China 2017年4月19日(水) 6時40分
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18日、韓国では就職活動を行う学生が自らの各種SNSアカウントを閉鎖したり、過去の発言を削除したりしているという。写真はスマートフォン。
2017年4月18日、韓国では就職活動を行う学生が自らの各種SNSアカウントを閉鎖したり、過去の発言を削除したりしているという。環球時報が伝えた。
韓国紙・中央日報によると、上半期の就職活動期が始まるのにともない、多くの学生が自らのSNSアカウントを閉鎖したり、新たな書き込みをやめたり、過去の発言を削除したりしている。これらの措置は、企業の担当者に自らの「黒歴史」を見られるのを防ぐためだ。
就職活動に参加する26歳の学生は、自分の政治や社会に対する考え方が企業と合わないことを恐れ、フェイスブックのアカウントを閉鎖した。本人曰く「『問題発言』になりそうなものは削除したが、それでも不安なので思い切って閉鎖した」とのこと。削除した中には「セウォル号」事件における韓国政府の対応についての批判などが含まれていた。
日本でも企業担当者が学生のSNSアカウントを確認するケースがあるが、韓国でもある大企業の担当者が「最終面接前に応募者のSNSアカウントをチェックする」と語っており、状況は同じようだ。ただ、韓国では企業が応募者の社会的、政治的傾向を重視しすぎる傾向にあるとのことで、過去には企業が面接で「国定教科書に賛成するか」と質問したことが波紋を呼び、謝罪に至ったケースもある。
このような企業側の姿勢に対して専門家は賛否両論で、賛成派からは「SNSを評価や調査の手段として用いるのは合理的だ」との意見、反対派からは「個人の考え方や日常生活は仕事とは関係ない」との見方が出ている。(翻訳・編集/川尻)
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