<チベット>「亡命政権発表の死亡者リストはでたらめ」当局が信憑性否定―チベット自治区ラサ市

Record China    2008年4月7日(月) 10時51分

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4月6日の報道によると、チベット自治区ラサ市公安局は、チベット亡命政権オーストラリア代表処が先月25日に発表した「チベット暴動死亡者リスト」について、「調査の結果、まったくのでたらめ」と信憑性を否定。写真はチベットの人々。

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2008年4月6日、新華社が伝えたところによると、チベット自治区ラサ市公安局は、ダライ・ラマ14世率いるチベット亡命政権オーストラリア代表処が先月25日に発表した「チベット暴動死亡者リスト」について、「調査の結果、まったくのでたらめである」とリストの信憑性を否定した。

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同リストには、3月14日の暴動で死亡したチベット人として40人が掲載されている。戸籍また住所がラサとされているものは16人だが、具体的な居住地まで記述されているのは5人。それ以外の24人は四川省、甘粛省など省レベルの戸籍が記されているだけだ。

ラサ市公安局は、詳細な住所が記されている5人について調査したといい、その結果、4人までは同名、または名前が似ている人物を特定したが、「いずれも死亡しているどころか正常な生活を送っている」としている。なお詳細な住所が書かれていない11人に関しては、同名の人物が多すぎることから調査は不可能だという。

なお、新華社はこの「死亡者リスト」についての報道で、「(暴動時に死亡した)漢族など18人の市民の名が含まれていない」と批判的に言及した。(翻訳・編集/KT)

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