爆笑必至!漢字が生む日本人と中国人の誤解―香港メディア

Record China    2018年7月6日(金) 18時20分

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文匯報は6月28日、「日本の漢字を見たまんま受け取ってはいけない」と題した記事を掲載。同じ漢字でも日本と中国で違った意味で使われることもあると指摘している。写真は中国の本屋。

香港メディア・文匯報は6月28日、「日本の漢字を見たまんま受け取ってはいけない」と題した記事を掲載。同じ漢字でも日本と中国で違った意味で使われることもあると指摘している。以下はその概要。

日中の漢字で異なる意味として使われている例として「油断一秒、怪我(けが)一生」がある。これは日本の工場などでよく見られる注意喚起の標語だが、この標語に中国視察団が困惑したという話を聞いたことがある。「油断一秒、怪我一生」は中国語としても成立するのだが、意味は全く違う。「油断」は「油を断つ」という意味で、「怪我」は「自分を責める」という意味になる。つまり、日本の工場でよく見られる標語は中国語の意味にすると、「油を一秒断つ(途切れさせる)と、自分を一生責めることになる」という意味となり、これに視察団の面々が「油の配管は見当たらないし、なぜ油を断つと自分を責めるんだ?」という具合に首をかしげたという。

もう一つ例を挙げよう。ある日本企業のビジネスマンが中国に出張し、帰国前に中国側の担当者に手書きのメモを渡した。メモには「我上機嫌、毎度有難」と書かれていたという。中国側の対応に機嫌を良くし、毎度ありがとうと伝えたつもりだったが、中国の担当者は全然違う意味に捉えていた。中国の担当者は「上機嫌」を「上機」と「嫌」に分けて考えた。空港でお別れと言うこともあり、「上機」を「飛行機に乗る」と、「有難」は「毎度、難有り」と誤解した。つまり、「飛行機に乗るの嫌、毎回トラブルに巻き込まれる」という意味に捉えたのだ。その後通訳により誤解は解けたが、気まずかったという。

また、日中で共に使っている漢字でも意味が異なる字があり、「娘(むすめ※中国語で母親の意味)」「手紙(てがみ※中国語でトイレットペーパーの意味)」「愛人(あいじん※中国語で妻の意味)」は使い方を間違えると大変なことになってしまう。

日本は漢字を多く使う国の一つであり、中国語の漢字と同じ意味で使われている漢字とそうでない漢字が混在している。中国では、日本語は漢字を多く使っていることから「中国人にとって日本語は簡単」と考える人がいるが、日本語を勉強したことがある人は「笑って勉強を始め、泣きを見る」ということをよくわかっているはずだ。(翻訳・編集/内山)

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