Record China 2008年4月1日(火) 18時36分
拡大
31日、広東省広州市の人民代表大会常務委に提出された、「都市管理局条例」についてのアンケートで、市民の都市管理局に対する不満があらわに。本来、街の風紀を守るはずの彼らに、何が起こっているのか?
(1 / 3 枚)
2008年3月31日、広東省広州市の人民代表大会常務委員会に、「都市管理局に関する条例」について行われたネット調査の結果が重要参考資料として提出された。その調査によると、6割以上のユーザーが通称「城管」と呼ばれる都市(城市)管理局に対して不満を持っており、都市管理執行隊員の質にも大きな疑問を持っていることがわかった。
【その他の写真】
本来、都市の風紀を守ることが任務の都市管理局だが、その位置づけと役割はどのようなものなのだろうか?
都市管理局は国家事業機関に属しており、警察の補助的機関として機能している。違法営業の露天商やタクシーなど、都市の美観と風紀を損ねるものを取り締まるのが主な業務である。局員は法律法規の違反者を直接処罰し、違反物品を一時押収する権利を持っている(完全没収する権限は有していない)。
しかし、実際の任務遂行において、違反者から不法に「罰金」を徴収したり、押収した物品を返却しなかったり、違反者に暴力を働いたり、私服で就業したりと、傍若無人な局員が多いことが問題となり、市民の反感を買っている。
その暴力的な傍若無人さが現れた最近の代表的事件として「魏文華事件」が挙げられる。2007年1月湖北省天門市で、デモ活動をしていた住民に暴力を働く都市管理局員の様子を携帯電話のカメラに記録しようとした共産党の優秀党員・魏文華氏が、局員たちのリンチに合い、死亡した事件である。この事件により「都市管理局員はトラより獰猛で、マフィアより質が悪い」と国民の激しい非難を浴びた。(翻訳・編集/愛玉)
この記事のコメントを見る
Record China
2008/3/31
2008/1/9
2008/1/10
2008/4/1
ピックアップ
we`re
RecordChina
お問い合わせ
Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら
業務提携
Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら
この記事のコメントを見る