「公務員になれない?」不採用の理由は4年前の不貞行為―重慶市

Record China    2008年3月31日(月) 19時35分

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29日、重慶市の男性教師が、優秀な成績で公務員試験を合格したにも関わらず、4年前の不祥事を理由に渝中区人事局から採用を取り消されたという。写真は同市の公務員試験。

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2008年3月29日付「南方網」によると、重慶市の男性教師が、優秀な成績で公務員試験を合格したにも関わらず、4年前の不祥事を理由に渝中(ゆちゅう)区人事局から採用を取り消されたという。怒った男性は不採用を撤回するよう地裁に訴えを起こした。

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提訴したのは、重慶市●江(ディエンジアン=●は「執」の下に「土」)県の小学校に勤める劉さん(31歳)。04年、劉さんは県内の研修会に参加した際、同僚の既婚女性と一夜限りの関係を結んだ。この不祥事が明るみになると、同県の紀律検査委員会は劉さんを警告処分にした。

「あれは一度きりの出来事で、その後は過ちを認め勤勉に働いてきた」と訴える劉さん。07年の公務員採用試験を受けた劉さんは、志望する職種の筆記試験と面接試験でダントツ一位の成績をあげた。しかし、今年1月になって、渝中区人事局から不採用の通知を受け取る。理由は、「審査過程において、生活態度上の問題により紀律検査委員会から処分を受けたことがあると判明。公務員法に基づき、採用条件には不適合と判断する」と説明している。

しかし、劉さんが『公務員法』および関連規定を調べたところ、「党内の警告処分を受けた者は、いかなる採用、試験にせよ禁止する」との規定はどこにもなかった。そのため、「このような処遇は法的権利の侵害にあたる」として、渝中区地裁に不採用撤回を求めて提訴した。28日、地裁はこの申し立てを受け入れ、日を改めて審理することを決定した。(翻訳・編集/下妻)

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