韓国は“おもてなし先進国”になれるのか?政府が本腰=韓国ネット「観光大国は国民の親切から」「資源もない韓国が生き残る道はサービス業」

Record China    2017年4月29日(土) 1時50分

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28日、韓国・東亜日報は、韓国で行われた「国内旅行客の観光満足度」に関するアンケート調査結果を受け、「脱出!サービス後進国」との見出しで、韓国観光のサービス品質の向上が早急に求められている実態を報じた。写真は韓国の観光客。

2017年4月28日、韓国・東亜日報は、韓国で行われた「国内旅行客の観光満足度」に関するアンケート調査結果を受け、「脱出!サービス後進国」との見出しで、韓国観光のサービス品質の向上が早急に求められている実態を報じた。

釜山(プサン)に住む大学生のイさん(23)は、今年初めに福岡を訪れた。現地では至る所で働く人々の親切さが感じられるなど「また訪れたいと思うほどだった」と話している。一方、帰国後に訪れた釜山港近くの飲食店では、店員がおかずの入った皿を放るように置いたり、「水とおしぼりを持ってきてほしい」という依頼にろくに返事をしなかったりと、韓国の国内旅行産業のレベルの低さを痛感したという。

会社員のキムさん(53)も国内旅行の不満を漏らす。最近知人らと訪れた済州島(チェジュド)でとんでもない目に遭ったそうで、ある飲食店のレジカウンターにカード端末機が置かれていたためクレジットカードで支払おうとしたところ、店側が断固として拒否、キムさん一行はなんとか現金を集めて事なきを得たという。この一件がきっかけで、せっかくの済州島旅行もあまり楽しめなかったそうだ。

韓国国内観光の活性化には、何よりも一度訪れた観光地を再び訪れてもらえるようにするための「サービス品質の向上」が必要だとの指摘は多い。 韓国の市場調査会社が先月全国の成人男女1000人を対象に実施したアンケート調査によると、地域観光従事者の親切さへの満足度は5点満点中3.49点と低く、国内観光地再訪の意向も3.42点にとどまった。

この実態を受け、韓国政府も国内観光サービス改善の緊急性を認識し、今年下半期から国家認証制度「韓国観光品質認証制(Korea Quality)」を導入して、全国の飲食店、宿泊施設、ショッピング施設などを対象に抜き打ち評価や面談・現場評価に基づいて認証・評価する計画を明らかにしている。

これについて韓国のネットユーザーからは「ぼったくりの食事代、タクシー代、宿泊代。これなら東南アジア旅行の方がよっぽど安い。しっかりしてくれ」「韓国は行くところも大してないのに高過ぎ」「資源もない韓国が生き残る道はサービス業なのに、サービス精神はゼロ、政府もほったらかし」「20年前に慶州(キョンジュ)観光で不快な思いをしてから二度と行かないと決心。その後20年ぶりに訪れたけど、まったく変わってなくてがっかり」と国内観光への批判の声が相次いでいる。

一方、国民の意識を指摘して「観光大国は、結局のところ国民の親切から生まれるもの!1日にして成るものじゃない!」と主張するコメントや、「トイレ環境が改善しつつあるように、案内板の設置、ぼったくり改善、特産物の改善など、すぐには無理でも取り組んでいくべき」と改善点を挙げるコメント、「『失礼します』『ごめんなさい』『ありがとうございます』がなかなか出ない韓国…」とため息をつくユーザーもみられた。(翻訳・編集/松村)

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