北方地区で5年来の干ばつ―中国

Record China    2008年3月27日(木) 20時6分

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26日、中国北方地区の大部分で、降水が非常に少ないことから主要河川の流量が落ち込み、貯水量も大幅に不足。今後の気温上昇に伴い干ばつの拡大が懸念されている。写真は河北省。

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2008年3月26日、新華社の報道によると、この春、中国北方地区の大部分で、降水が非常に少なく、主要河川の流量が落ち込み、貯水量も大幅に不足。今後の気温上昇に伴い干ばつの拡大が懸念されている。

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国家水害干ばつ防止総指揮部によると、3月26日までに約19億5000万ヘクタールの耕地が被害を受けている。これは例年より約4億6700万ヘクタール多く、この5年来で最悪の干ばつ。耕地の被害に加え582万人、543万頭の家畜の飲用水を確保するのも困難。被害地域は東北と華北の大部分、及び西北の一部地域に集中している。

関係者は今回の干ばつに関して、1.深刻化が急速かつ面積が大きい、2.被害地域が集中しており、土壌の水分がない地域の面積が大きい、3.干ばつ対策用の水源も不足、4.一部地区では生活用水の不足も懸念されている―と語る。

中国共産党中央委員会と国務院は現在この問題を重視、被害地区政府は対策会議を開くなどしているが、天気任せにせず、水源工事や干ばつ対策用水源の拡大、市民の安全な飲み水と春耕作用の農業用水の確保に速急に取り組むよう求められているという。

統計では、現在北方の冬小麦地帯の各省は人力やくみ上げポンプを投入して約1億5027万ヘクタールの春耕作地と31.6万人、5.9万頭の家畜の飲用水を確保したという。(翻訳・編集/YY)

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