2008年3月25日、あるネットユーザーがCCTV（中国中央テレビ）アナウンサーの張宏民（チャン・ホンミン）氏のあまりにも豪華で贅沢な誕生パーティを目撃。これを写真におさめ、インターネット上に流したことからCCTVをも巻き込んだ大きな問題となっている。四川省成都市の「成都晩報」が伝えた。

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張宏民氏は、「中国夜7時の顔」とも呼ばれるCCTVを代表するニュース番組「新聞聯播」のアナウンサー。今年3月14日、彼は自身の誕生パーティを北京市のホテル「北京亜洲大酒店」大会議場で開いた。ネット上に公開された写真には、「張宏民先生、生日快楽（誕生日おめでとう）」と記された大きな赤い横断幕が会場に吊るされており、その盛大さが良くわかる。広い会場には、10人がけの丸テーブルがびっしりと30卓以上配置され、テーブルの上に置かれているのは最高級の茅台（マオタイ）酒。目撃者によると、1テーブルの予算は約5000元（約7万5000円）。このほかにも抽選会の豪華商品などがあり、パーティの支出総額はどんなに少なく見積もっても20万元（約300万円）は下らないという。

この書き込みと写真をネット上で見たユーザーたちの多くは、張アナウンサーを非難。「公的な人物は常に自分の立場をわきまえるべき」「節約や倹約は中国人の伝統だ」との声が多く、CCTVも現在この件に関する調査を進めているとのこと。（翻訳・編集/本郷）