北京オリンピック開幕まで、あと150日あまりに迫った。レコードチャイナ編集部では、オリンピックの主催国である中国のスポーツ界で「国宝」と目される8人の注目アスリートを紹介する。記事ソースは中国の大手ポータル・網易(NETEASE)。

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第8回は、国宝指数「★★」の鄭潔(チェン・ジィ)＆晏紫(ヤン・ツィ)。女子テニス・ダブルスの史上最強ペアであり、中国人女子選手として初の快挙となるウィンブルドン優勝も飾った中国テニス立国の立役者である。

長らくテニス不毛の地であった中国にスター誕生の予感が走ったのは2000年。この年に鄭潔と晏紫は、共にプロデビューを果たしている。そして2002年にはそれぞれ、国別対抗戦「フェド・カップ」の中国代表選手となり、これを機に活躍の舞台は国際的なものとなった。さらに、鄭選手は04年全仏オープンで中国人女子選手としては初のベスト16入りも果たしている。

しかし2人の実力が真に発揮されたのは、やはりダブルスになってからである。2人合わされば、その力は2倍どころか数倍にもなることは、数々の輝かしい戦績で証明されている。04年でアテネ五輪代表を経た2人は06年、全豪オープンとウィンブルドンで優勝、テニスの世界4大大会で優勝した初の中国人選手となる。この勢いをもって、次は北京五輪でのメダル獲得に国民の期待が集まっている。(翻訳・編集/愛玉)