Record China 2017年3月2日(木) 5時40分
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28日、韓国ソウルの成均館大学のトイレに貼ってある写真が物議を醸している。資料写真。
2017年2月28日、韓国・東亜日報によると、韓国でソウルの成均館大学のトイレに貼ってある写真が物議を醸している。
聖公会大学のカン・ソンヒョン教授は24日、自身のフェイスブックに「成均館大学国際館の地下2階にある男子トイレ」との文章と共に1枚の写真を掲載した。写真に写る男子トイレの小便器前の壁にはそれぞれ外国人女性の大きな写真が貼られているが、いずれも用を足す姿をのぞき見しているような表情を浮かべている。カン教授は「国際館だから西洋人女性の写真を男子トイレに貼ったのかは知らないが、非常に嘆かわしい。一体誰の発想なのか」と強く批判した。
同書き込みは韓国のネット上で大きな話題を集めた。多くの人が「これは常識の問題」「これまで誰も問題を提起しなかったことが衝撃的」「本当に嫌だ。鳥肌が立つ」などとカン教授の指摘に共感したが、一部のネットユーザーはカン教授の書き込みに異議を唱えた。一部のネットユーザーは「女性の写真は便器周りの汚れを防止するために貼られたのではないか」と予想するなど、これを「ナッジ効果である」と主張した。ナッジ効果とは「わき腹を軽く突く」との意味で、強要せずに選択を誘導する方法のこと。また、一部の男性ユーザーからは「女性がのぞき見している写真が小便器の上に貼られているので、男性が被害者になった」と怒りのコメントも寄せられた。
これに対し、カン教授は「これを美しいトイレ文化を育てるという目的だとする男性ら、こちらが恥ずかしくなるのでそんな主張はやめてほしい」と反発。さらに、「男性が被害者という主張もやめよう。男性の用を足す姿を女性が“のぞき見する”など、この行為の主体に女性を想定することは、男性が想像する女性像、男性の性的ファンタジーだ。極めて単純で露骨に女性を性的に対象化する視線」と指摘した。その上で、「これは同大学だけの問題ではない」と指摘し、「成人の知的な視覚と感性がひどく欠如した韓国社会を反映している。生物学的な男性、女性の問題と見て、敵対せずにジェンダー的な視覚と感受性でこの事態を見つめよう」と呼びかけた。(翻訳・編集/堂本)
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