Record China 2017年2月23日(木) 8時50分
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22日、韓国メディアによると、絶滅の危機にあるとして韓国の天然記念物に指定されているワシなどがまとまって死んでいるのが見つかった。何者かが農薬のような毒物をまいた可能性があるという。資料写真。
2017年2月22日、韓国・SBSテレビなどによると、絶滅の危機にあるとして韓国の天然記念物に指定されているワシなどがまとまって死んでいるのが見つかった。何者かが農薬のような毒物をまいた可能性があるという。
韓国中西部、忠清南道(チュンチョンナムド)青陽(チョンヤン)郡は同日、郡内の水田で死んだワシ15羽やカモ20羽余りが21日までに見つかり、死体を回収したことを明らかにした。他に、体を支えられない、飛ぶことができないなど異常のみられるワシ8羽は忠南野生動物救助センターに運ばれ、治療を受けている。
センターは、農薬など毒劇物の付着した種もみを口にし死んだカモの死体を、ワシが食べたことにより2次中毒が起こった可能性があるとしている。郡は死因を特定するため、ワシとカモの死体や周辺に残っていた種もみなどを国立環境科学院に送った。また、何者かが毒物を付着させた種もみを故意に水田にまいた可能性についても調べるため、警察に捜査を依頼した。
事件を受け、韓国のネットユーザーからは「かわいそうなワシたち」「結局は人間が殺したということか」「人間が一番残忍だな」「動物や植物が生きていけない世の中では、人間も生きていけないはずだ」と、姿の見えない犯人を批判するコメントが多数寄せられている。
一方で「40年前にはこういう方法でハトやカモ、キジを捕まえて食べたものだが、今でもやる人がいるのか」「いまだにこんな原始的な密猟法が…」と過去の風習を紹介する声や、「これだから韓国の生態系がおかしくなるんだ」「韓国は本当に後進国だ。天然記念物も殺し、家畜も殺し…(鳥インフルエンザや口蹄疫の問題を受けて最近、鶏や牛の殺処分が続いていることを受け)」など、事件を国の問題として捉えるコメントも寄せられた。(翻訳・編集/吉金)
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