席を譲らない若者に「しつけがなっとらん!」怒った中年男性に批判の声―山東省青島市

Record China    2008年3月4日(火) 12時38分

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3日、バスの中で熱心に新聞を読んでいた若者が老婦人に気づかず席を譲らなかった。これに怒った中年男性が「しつけがなっとらん!」と若者を罵倒したのだが、これには行き過ぎとの声が。写真はバスに乗る老人。

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2008年3月3日、バスの中で新聞を読んでいた若者が老婦人に座席を譲らなかった。これに怒った中年男性が若者を罵倒したのだが、この中年男性の行為は「行き過ぎ」だとの批判の声があがっている。山東省青島市の「斉魯晩報」が伝えた。

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今月2日、就職したばかり王さんは青島市内を走るバスに乗った。座席に座って新聞を読むのに没頭していると、突然1人の中年男性が王さんを指差して「若いのに席を譲らないなんて、家でどんな教育されたんだ」と大声で怒鳴る。一瞬何のことか分からなかったが、男性の怒りに満ちた話を聞くうちに、ようやく事態が飲み込めた。王さんは新聞に熱中するあまり、乗り込んできた老婦人に気がつかず、王さんの後ろに座っていた中年女性が席を譲ってあげたのだった。

「わざとじゃないんだ。本当に新聞を読むのに夢中で気がつかなかった」と話す王さんは、見知らぬ中年男性に罵倒され心底傷ついた様子。社会学の専門家は「バスで座席を老人に譲るのは美徳、譲らないのは不道徳。批判するのはいいが、いきなり罵倒するのは間違っている」と話している。ちなみに北京市内では、毎月22日を「席を譲る日」としてバスや地下鉄内でのマナー向上を目指している。(翻訳・編集/本郷)

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