トランプ氏、「1つの中国」見直し示唆「為替・貿易の進展が前提」=中国反発「交渉不可能」

Record China    2017年1月15日(日) 9時50分

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14日、中国外交部の陸慷報道官は、トランプ次期米大統領が米紙とのインタビューで、中国本土と台湾は不可分とする「1つの中国」原則の見直しを示唆したことについて、「『1つの中国』原則は中米関係の政治的基盤であり、交渉不可能なものだ」と応じた。資料写真。

2017年1月14日、中国外交部の陸慷(ルー・カン)報道官は、トランプ次期米大統領が米紙とのインタビューで、中国本土と台湾は不可分とする「1つの中国」原則を含む全てが交渉対象になると述べ、見直しを示唆したことについて、「『1つの中国』原則は中米関係の政治的基盤であり、交渉不可能なものだ」と応じた。英BBCの中国語ニュースサイトが伝えた。

トランプ氏は13日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルとのインタビューで、為替や貿易の分野で進展がなければ「1つの中国」の政策を承諾しないと述べた。

陸報道官は、この発言について「世界には1つの中国しかなく、台湾は中国領土の分割不可能な一部分であり、中華人民共和国政府が中国を代表する唯一の合法政府だ。これは国際社会に公認された事実であり、誰も変えることはできない」と主張。その上で「米国は台湾問題の高度な敏感性を理解して、『1つの中国』政策に従うという歴代政府の約束を守り、中米関係の健全で安定的な発展と重要な分野での協力に影響が出ないよう、台湾問題を適切に処理することを促す」と述べた。(翻訳・編集/柳川)

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