2017年1月6日、韓国メディア・アジア経済によると、鳥インフルエンザウイルスの感染拡大の影響で鶏卵の価格が高騰、“卵ショック”状態に陥っている韓国に、大韓航空機がニュージーランドからの輸入鶏卵を運んだ。

ニュージーランド産の卵5000個（200キロ）は5日、大韓航空のボーイング747−8旅客機貨物室に載せられニュージーランド・オークランドを出発、ソウルの仁川空港に到着した。一般に船便で運ばれることの多い外国産の鶏卵が仁川空港から韓国に搬入されるのはこれが初めてだ。今回は卵不足の影響で急きょ輸送されたものだが、空港の物流倉庫に移された卵は、なんと検疫手続きを踏むことなく廃棄される見込みが高くなった。

韓国農林畜産食品部によると、今回運ばれた卵は、韓国とニュージーランドの検疫当局との間で検疫証明書の取り交わしが完了しないうちに輸入されたことが判明し、「検疫不合格」とされたという。5000個の卵は残念ながら返送または廃棄される予定だ。

この報道について、韓国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せている。

「コメディーやってるの？」

「5000個なんてただのショーだろ。物価を上げるためのパフォーマンスだと思う」

「捨てるくらいなら、売国奴や反逆者たちに投げつける用に使った方が生産的だよ」

「ニュージーランドの卵なら韓国の卵よりは良さそうだけど…。あえて捨てることもないんじゃない？」

「公務員の仕事は文書命なのか？卵自体に問題がないなら通すべきだ」

「検疫って書類でするもじゃないでしょ」

「別に卵をちょっと食べなかったくらいでどうってことないよ。くだらないことでずいぶんと大騒ぎだ」

「要らないと言ってるのに輸入はやけに超スピードだな」

「食べられなくても構わないから、こんな無駄なことに税金を使うのはやめてくれ」

なお、韓国政府は鳥インフルエンザの拡大による卵不足・価格の高騰を受け、鶏卵などの輸入にかかる関税の一時撤廃や輸送料の一部支援を決め、実施している。（翻訳・編集/吉金）