Record China 2017年1月5日(木) 21時30分
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5日、韓国の朴槿恵大統領に対する弾劾審判の2回目の弁論が韓国憲法裁判所で開かれた。この中で朴大統領側の弁護士が朴氏を「十字架を背負ったキリスト」に例えたことが物議を醸している。写真は朴大統領退陣を求めるソウルでのデモ。
2017年1月5日、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領に対する弾劾審判の2回目の弁論が韓国憲法裁判所で開かれた。この中で朴大統領側の弁護士が朴氏を「十字架を背負ったキリスト」に例えたことが物議を醸している。
朴大統領側の代理人団は弁論の冒頭、「弾劾訴追の事由は証拠もなく法理的に成立しない」として弾劾訴追の棄却を求めた。代理人を務めるソ・ソック弁護士は、弾劾訴追案が国会の多数決により可決されたことに触れ、「国会は多数決で可決したと強調しているが、ソクラテスは(大衆により)死刑になり、イエス(キリスト)も群衆裁判により十字架を背負った」と発言、多数決により世論が左右される「民主主義は危険だ」と主張した。また、市民らが多数参加したろうそくデモについては「北朝鮮の指令」に従ったものであり「民心ではない」とした。
こうしたソ弁護士の発言に裁判官は「(ソ弁護士の)発言を聞くに、刑事裁判と混同しているようだ」と指摘、「弁論の争点がぶれないよう、弾劾審判に集中できるよう協力してほしい」と述べた。また、ソ弁護士の発言をメディアは「朴槿恵をイエスに例えた」などの見出しで伝え、「常識外れの発言に騒動が巻き起こっている」と説明した。
韓国のネットユーザーはソ弁護士の発言に「あきれた」「おかしくなったの?」「こんな人が弁護士なのか」「恐れ多くもイエス様を侮辱するとは」「朴槿恵をイエスに例えるなら、僕は神様だ」「キリストが祈祷師を呼んで儀式なんかするかよ?」「これは笑える。じゃあキリストみたいに3日目に復活するのか?」などの反応を寄せている。
また、「多数決は確かに危険。その多数決で朴槿恵を選んじゃったからね」「弾劾を国民投票で決めたら認める?」「多数決じゃなければ独裁にしようっていうこと?」といったコメントも見られた。(翻訳・編集/吉金)
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