<早分かり>中国の伝統行事「元宵節」―中国

Record China    2008年2月22日(金) 7時14分

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旧暦1月15日(今月21日)は中国の伝統行事「元宵節」(げんしょうせつ)。春節(旧正月)行事の最後の日となる。街のあちこちでは灯篭がともされ、家族揃って「元宵」(南方では「湯圓」)という餡入り白玉団子を食べる風習がある。写真は各地の様子。

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旧暦1月15日(今月21日)は中国の伝統行事「元宵節」(げんしょうせつ)。春節(旧正月)行事の最後の日となる。街のあちこちでは灯篭がともされ、家族揃って「元宵」(南方では「湯圓」)という餡入り白玉団子を食べる習慣がある。

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「元宵節」の由来には諸説あるが、「仏教説」と「道教説」に分かれる。仏教説では東漢(25〜220年)の明帝時代に灯篭をともす習慣が始まったとされる。仏教を提唱する明帝が、正月15日に僧侶が仏舎利を拝観し灯りをともして仏に捧げるという習慣を知り、宮廷や寺院でもこれに倣った。同時に庶民にも灯篭をともすことを義務付け、これがいつの間にか盛大なお祭りへと発展したという。

これに対する道教説(三元説)は、1月15日の「上元」、8月15日の「中元」、10月15日の「下元」を誕生日とする三官大帝(竜王の孫の三兄弟)を祭る風習が起源とされる。上元は「天官」(天の神)、中元は「地官」(慈悲の神)、下元は「水官」(水と火の神)とされ、特に賑やか好きな上元のために、灯りをともして盛大にお祝いをしたのが始まりとか。この「三元」は日本にも伝わったが、いつのまにか「中元」だけが残された。(翻訳・編集/NN)

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