<写真特集>昭和の時代に建てられた日本の巨大団地、中国人カメラマンが師走の1シーンを撮る

呂厳    2016年12月30日(金) 23時0分

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日本で長年生活している中国出身のカメラマン、呂厳が東京にある巨大団地の師走の光景をカメラに収めた。

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2016年も残すところ、あと1日となった。日本で長年生活している中国出身のカメラマン、呂厳(リュー・イエン)が東京にある巨大団地の師走の光景をカメラに収めた。

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呂が撮影したのは自身の家の近くにある高島平団地(板橋区)だ。都営三田線の駅前にあるこの団地の完成は1970年代。呂の年上の友人によると、「当時は毎日のように見学者が大型バスに乗って訪れていた」。あの頃の若者にとって都会の巨大団地に住むことは人生の目標の1つだったのだ。瞬く間に40年以上の月日が流れたが、手入れの行き届いた空間は今も保たれたままだ。(編集/野谷

●呂厳(リュー・イエン)

4人家族の長男として文化大革命終了直前の中国江蘇省に生まれる。大学卒業まで日本と全く縁のない生活を過ごす。23歳の時に急な事情で来日し、日本の大学院を出たあと、そのまま日本企業に就職。メインはコンサルティング業だが、さまざまな業者の中国事業展開のコーディネートも行っている。1年のうち半分は中国に滞在するほど、日本と中国を行き来している。興味は映画鑑賞。好きな日本映画は小津安二郎監督の『晩春』、今村昌平監督の『楢山節考』など。

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