<中華経済>ステンレス鋼の輸出関税撤廃、国内供給過剰で暫定措置―中国

Record China    2008年2月20日(水) 14時7分

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19日付証券日報によると、中国政府は08年1月、国内で値下がりが続く熱間圧延ステンレス鋼コイル3品目の輸出関税率をこれまでの5%から0%に暫定的に引き下げた。資料写真。

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2008年2月20日、19日付証券日報によると、中国政府は08年1月、国内で値下がりが続く熱間圧延ステンレス鋼コイル3品目の輸出関税率をこれまでの5%から0%に暫定的に引き下げた。専門家によると、中国政府は07年にステンレス鋼の輸出抑制策を実施したところ、輸出分が国内市場に流入し、供給過剰で国内価格が急落したため。

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鉄鋼各社は、原料価格高騰などでコストが上昇しているため、輸出関税免除による利益拡大に期待している。07年6月中間期決算によると、最大手の上海宝鋼集団公司では07年1−6月期、熱間圧延ステンレス鋼コイル製品の生産量は31万トン、売上高は59億7600万元で、売上高全体の6.35%を占めた。

中国政府は、輸出関税率を3品目はゼロにしたものの、主要鋼材製品39品目では引き上げており、鋼材の輸出抑制の方針は維持される見通し。中国鉄鋼協会の張暁剛会長によると、中国の08年の粗鋼製品の輸出量は前年比マイナス27%の5250万トンに減るとみられる。(翻訳・編集/HI)

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