中国産シメサバから殺虫剤を検出、複雑な製造工程で原因究明には時間か―中国

Record China    2008年2月20日(水) 10時37分

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19日、中国製冷凍サバ加工品から有機リン酸系殺虫剤ジクロルボスが検出された事件で、製造元の中国企業は関連製品の輸出を一時停止し、原因究明にあたるとのコメントを発表。写真は山東省の水産食品加工工場。

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2008年2月19日、中国製冷凍サバ加工品から有機リン酸系殺虫剤ジクロルボスが検出された件で、製造元の宇王水産食品有限公司は関連製品の輸出を一時停止し、問題解明にあたるとのコメントを発表した。新華社が伝えた。

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18日、香川県の食品販売会社・香西物産は中国から輸入した「炙りトロ〆鯖スライス」から基準値を超えたジクロルボスが検出されたことを発表した。輸出元の宇水社は日本側と連絡を取り原因究明を開始している。しかし輸出は昨年6月13日と8か月も前のため貯蔵、輸送、販売の各段階の調査が必要となること、原料のサバはデンマーク産、食塩以外の調味料は日本からの輸入と複雑な工程になっていることから、どの過程でどの原料に問題が生じたかを解明するには一定の時間がかかりそうだ。

宇水社は日中両国の食品安全基準を厳格に遵守していたと強調し、香西物産からの現場監督も受け入れていたことを明かした。また、工場ではジクロルボスを購入したことがなく、原料、包装、消毒剤などのサンプル調査でもジクロルボスが発見されたことはなかったとコメントしている。(翻訳・編集/KT)

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