Record China 2016年12月9日(金) 17時10分
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9日、韓国の朴槿恵大統領の弾劾訴追案が国会で可決され、韓国メディアが一斉に速報で伝えた。写真は韓国大統領府。
2016年12月9日、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の弾劾訴追案が国会で可決され、韓国メディアが一斉に速報で伝えた。
野党3党が3日発議した朴大統領に対する弾劾訴追案の採決がこの日国会本会議で行われ、在籍議員300人中299人の投票の結果、賛成234、反対56、無効7、棄権2で可決した。同案は定数300のうち3分の2以上の賛成で可決するが、賛成は可決に必要な200を大きく超える結果となった。
採決はこの日午後3時20分から無記名方式で行われた。途中、与党セヌリ党の議員3人が遅刻入場、3人が途中退席・再入場するなどの出入りはあったが結局299人が投票、朴大統領に近い「親朴派」のトップである崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)議員は投票に参加しなかった。
朴大統領は国会の弾劾訴追案議決書写しを受け取った瞬間から、国家元首・行政の長としての権限を行使できなくなる。以降、大統領の職務は黄教安(ファン・ギョアン)首相が代行する。また、憲法裁判所は弾劾訴追案議決書正本を受け取り、弾劾審判の手続きに入る。憲法裁での弾劾審判は最長で6カ月(180日間)と定められており、朴大統領の職務停止期間は最長で来年6月6日までとなる。
朴大統領自身も韓国国民も固唾をのんで見守ったであろう採決の結果がついに出た。採決直前の調査で国民の8割以上が「弾劾に賛成」との結果が出ていた通り、可決の報にはネットユーザーから歓喜の声が相次いでいる。
このうち京郷新聞の速報は配信から1時間足らずで2万件近いコメントを集め「歴史的瞬間を目撃した」「大韓独立万歳!」「ついに!」「正義は勝つ」「胸がスカッとした!」「国民の勝利だ。誇らしい」「国民がろうそくでやり遂げた!」「涙が出る」「朴槿恵、バイバイ」「国旗を掲揚しよう」など、喜びを爆発させた声が多数の共感を得ている。
また、「反対の56人の名前を公開しろ」「忘れないぞ!民族の敵の56人を」「これが終わりじゃない!憲法裁判所で正義ある結果が出てほしい」「皆さん、最後まで関心を持ち続けよう」といったコメントもあった。(翻訳・編集/吉金)
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