Record China 2016年12月8日(木) 14時30分
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6日、中国で公開直後から大ヒットを記録しているアニメーション映画「君の名は。」について、中国メディアが「中国でのヒットによる最大の“負け組”は韓国だ」とする記事を掲載している。写真は中国のポスター。
2016年12月6日、中国で公開直後から大ヒットを記録しているアニメーション映画「君の名は。」について、中国メディアが「中国でのヒットによる最大の“負け組”は韓国だ」とする記事を掲載している。
新海誠監督の「君の名は。」は、日本での興行収入が200億円を突破し、日本映画の歴代2位を記録。中国でも、公開初日の前売りチケットの売り上げが「STAND BY ME ドラえもん」を上回り、公開4日ですでに興行収入が50億円を突破するなど、文字通り大ヒットしている。
中国でアニメ情報を発信する小メディアは、「いささか目を引くタイトルだが、大げさではない」とし、「韓流禁止令」の影響をひしひしと感じる中で、韓国のネットユーザーから「『君の名は。』の中国でのヒットによる最大の“負け組”は韓国だ」という声が出ているという。韓国紙・世界日報は「韓国が韓流禁止令の影響を受けている間に、『君の名は。』が中国市場を席巻している」とし、日本が「日本の漁夫の利」を得たと報じている。
中国では最近、韓流スターの露出が減ったり、韓国の映画が上映されなくなるなどの現象が起きている。中国外交部はこうした「韓流禁止令」について、「そのようなことは聞いていない」と否定しているが、高高度防衛ミサイル(THAAD)配備を決めた韓国への制裁措置との見方が有力で、韓国外交部も中国側に懸念を伝えている。そうした背景もあってか、韓国では「朴槿恵(パク・クネ)外交の失敗」を指摘する声も出ている。
また、一般的には中国での海外作品の公開は検閲などで長時間を要するとされるが、「君の名は。」は異例のスピード公開となったことも、この「韓流禁止令」の影響であるという見方もあるようだ。
こうした状況に対して、中国のネットユーザーの間では、「日本のアニメは世界レベル。韓流ドラマ?見たことない」「また韓国は…。韓流禁止令がなかったとしても、『君の名は。』は見に行ってたよ」「日本の作品が素晴らしいのは、韓国には関係ないこと」など、韓流禁止令とは無関係だという意見が多い。また、中国の映画製作大手の光線伝媒がわずか2000万元(約3億3000万円)で「君の名は。」の配給権を買い取ったとされることについて、「最大の勝ち組は中国」といったコメントも寄せられている。(翻訳・編集/北田)
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