韓国の大学入試の受験票が闇取引されるワケ=韓国ネット「この国民性が選んだ大統領」「店も客もお互い詐欺で、いいんじゃない?」

Record China    2016年11月27日(日) 11時30分

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23日、日本の大学入試センター試験に当たる大学修学能力試験を先週終えた韓国で、この試験の受験票を悪用した違法行為が横行している。写真は試験当日の韓国・ソウル。

2016年11月23日、日本の大学入試センター試験に当たる大学修学能力試験(修能)を先週終えた韓国で、この試験の受験票を悪用した違法行為が横行している。韓国・MBCテレビが伝えた。

超学歴社会とも言われる韓国では、大学受験生は周囲からの期待を一身に浴びる存在であり同時にさまざまな心配りを受ける。受験を終えた彼らを対象にした「修能生割引」も配慮の一つだ。ソウルの繁華街・明洞(ミョンドン)の通りを歩けば、「受験票持参で20%OFF、同行者1人まで」「受験生30%割引」などのセール告知が多数目に付く。飲食店や衣料品、化粧品店はもちろん、美容室や語学教室、整形外科でもこうした割引の例は多い。

その一方で広まっているのが受験票の闇取引だ。多くの店では受験票の顔写真や住民登録番号まで確認しないため、受験生でなくとも「悪用」が比較的簡単だ。ネットでの相場は1枚4万ウォン(約3800円)という。また、金を受け取り他人の買い物について歩く「同行アルバイト」も受験生の間で流行している。雇う側は受験生の同行者として割引を受けられる店を選んで買い物をし、基本料3万ウォン(約2860円)、30分当たり1万ウォン(約950円)などを支払う。

しかしこれらは厳然とした違法行為だ。弁護士は「詐欺罪で処罰対象になり得る。受験票の写真を変更した場合には公文書偽造・行使罪で処罰される」と忠告した。

報道を受け、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せている。

「こういうことには実に頭がよく働くね」

「受験生の気持ちは分からなくもない。受験票を買う方がほどほどにすべき」

「何でも売れるもんだね」

「あちこち腐った大韓民国。良心は全部捨て去られた」

「お金を出して買うくらいなら願書を出して受験票をもらった方がいいのでは?」

「高校生から大統領まで、どうしてみんなこうなの?」

「この国民性にしてこの大統領。だから選んだんだな」

「こういうちょっとした不当利益から、第2、第3の崔順実(チェ・スンシル。詐欺未遂などの罪で起訴された女性)が生まれる」

「元の値段自体がぼったくりなんだから、割引しても高いよ」

「どうせ残り物の割引だよ。店も客もお互い詐欺ってことで、いいんじゃない?」(翻訳・編集/吉金

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