Record China 2016年11月18日(金) 14時20分
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17日、中国の配送業者の実態が報じられ、華字紙・日本新華僑報の王鵬副編集長はSNSで苦言を呈した。写真は深セン市にある配送業者の実態を伝えたCCTVの報道。
2016年11月17日、中国では近年「独身の日(11月11日)」が盛り上がりを見せており、とりわけ通販サイトは大規模なセールを行うため期間中の消費が拡大傾向にある。一方で、配送された商品の破損や、配送されないなどの苦情が増えるのもこの時期。これについて華字紙・日本新華僑報の王鵬(ワン・ポン)副編集長がSNSで発言した。
宅配業者の実態に関しては、CCTV(中国中央テレビ)が潜入取材の結果を報じている。それによると、広東省深セン市の業者では、スタッフらが商品を乱暴に扱うことは日常茶飯事で、検査せず「検査済」のシールを貼ったり、禁煙場所で平然とたばこを吸ったりしていた。さらに、配送するはずの商品の梱包を破って勝手に食べる場面もたびたび見られた。スタッフらの行為は国が定めた規定に違反し、作業場には十数個の監視カメラが設置されていたが、記者が潜入取材していた数日間でスタッフが注意を受ける場面はなかったという。
この実態について王氏は、「今問われているのは国民の素養といったソフトパワーだ。いくら配達設備が進んでいても、野蛮なスタッフが作業していたのでは何の意味もない。国民の素養というものは、急ピッチで向上するものではなく、50年ないし100年の蓄積がなければ成し遂げられない。そのためにも公平な教育を広める必要があり、これこそ国民に対し責任ある姿勢であり、国家が発展し続ける道である」と語った。(翻訳・編集/内山)
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