中国で20年前倒しの結婚式、主役は末期ガンを患った母親と3歳の息子―浙江省衢州市

人民網日本語版    2016年11月16日(水) 14時50分

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中国浙江省衢州市で12日、末期ガンを患った28歳の母親のために、息子の「模擬挙式」が行われた。写真1枚目は「模擬挙式」で母親に指輪をはめる息子、2枚目は礼服に身を包んだ鄭涛さん一家(撮影・盛偉)。

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12日午前、浙江省衢州市の衢州市民広場にて、模擬挙式が行われた。主役は、末期ガンを患った母親とその3歳の息子だ。20年後、息子の結婚式に参加するというシチュエーションで行われる。銭江晩報が伝えた。

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母親の鄭涛さん(28)は同市の看護師だ。2015年3月13日に肺ガンのステージIV(末期)と診断され、現在薬で延命治療をしている。かわいくてわんぱくなわが子をみて、彼女はついつい、息子がかっこいいタキシード姿で美しい花嫁を迎え、指輪をはめる姿を一目見たいと強く願うようになった。

病院の幹部はこのことを知り、模擬挙式を開き、20年前倒しで息子の結婚式を体験させ、彼女の願いを叶えたのであった。(提供/人民網日本語版・編集/TK)

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