はやる「Wings」！8日から十周年記念コンサート―二胡奏者チェンミン

二胡奏者チェン・ミンによる来日演奏活動十周年の記念コンサート「Live2008 ~Wings~」（主催：TBSラジオ・労音）が2月8日の東京・有楽町よみうりホールを皮切りにスタートする。

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2007年10月のベスト盤「Wings」リリース時には「自分を誉めてあげたい気持ちだったり、情けなくなるような切ない気持ちだったり…」と落ち着かなかったと語っていた彼女、待望のベスト盤を記念したライブツアーのキックオフに、はやる気持ちを抑えきれないのでは。

今回のベスト盤は、「この十年間の想い」が積もった曲をまとめ、それぞれの曲を演奏した時の「そのときの音色、気持ち、想い、すべて自分の歴史となる作品」だという。「チェン・ミンの音楽」がこれからも新しいページを開いていけるように、との思いをこめた記念碑的な存在であり、この「Wings」が新しい翼になって、より多くのファンのところに「羽ばたいて行ってほしい」とチェンは語っている。

　「Live2008 ~Wings~」はこの後、京都、西宮、長野の各地で展開。

・プロフィール　チェン・ミン（陳 敏）

中国・蘇州生まれ。父親から二胡を教わる。上海戯曲学校で二胡を専攻後、上海越劇院オーケストラを経て1991年来日。97年共立女子大を卒業後、本格的に演奏活動を行う。2001年、アルバム「I wish―我願―」で脚光を浴び、一連の中国音楽、二胡ブームの火付け役に。テレビのテーマ音楽や映画音楽への参加、ジャンルを超えたコラボなど、二胡の可能性を追求し続けている。　　　　　　（Kinta）