08年の中国成長率は9．6％＝急減速もなお力強く成長へ―世銀

2008年2月4日、世界銀行の中国事務所は「中国経済季報」を発表した。同報告書は2008年の中国のGDP成長率を9．6％と予測した。昨年9月の予測値10．8％から大きく下方修正されている。中国新聞社が伝えた。

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報告書は08年の世界経済の減速は明らかで、輸出及び貿易関連投資の減少は免れないと指摘、GDP成長率は07年の11．4％から大きく低下するとの見通しを示した。

しかし、国内投資及び企業業績は堅調で、政府の刺激策により国内消費も堅実な成長を遂げると予測し、中国経済全体はなお力強い成長を記録すると結論づけた。また世界経済の減速が予測を上回った場合でも健全なマクロ経済を背景に財政・金融政策による対応が可能だとして懸念を否定している。ただし一部で不安視されているインフレ懸念から、金利の引き下げや流動性供給が実施される可能性は低いとの見方を示した。（翻訳・編集/KT）