<世界遺産>水没間近で発掘調査、明代の伝説を証明―湖北省十堰市

Record China    2008年2月4日(月) 17時3分

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2月2日、湖北省考古所は十堰市武当山の遺跡調査報告を発表。調査により後期建築の様式が故宮と類似していることが明らかになり、明朝皇帝により再建されたとの伝説が裏付けられたという。写真は2005年の武当山発掘調査。

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2008年2月2日、湖北省考古所は十堰市武当山の遺跡調査報告を発表した。遺跡は初期と後期の2期に別れており、明代に再建された歴史が確認されたという。楚天都市報が伝えた。

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武当山は道教の聖地で多数の「道観」(道教の寺院)があることで知られる。1994年に「武当山古建築群」として世界遺産に認定された。現在、工事が進められている「南水北調計画」(水が豊富な江南から華北へと水路を建設する計画)により一部が水没するため、発掘調査が急ピッチで進められている。

今回、主要な道観の一つ遇真宮の調査報告が行われ、遺跡が初期・後期とに別れることが確認されたという。道観群は元代に焼失したが、明朝の皇帝が北京の故宮建設と同時期に再建したと伝えられてきた。今回の発掘で後期建築の様式が明代故宮の建築様式と似ていることがわかり、明朝皇帝による再建説が裏付けられることとなった。また発掘により銅銭、茶器、硯、神像など110点もの貴重な文物が発見された。(翻訳・編集/KT)

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